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のほほん別居

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結婚9年目、コロナ真っ只中の大晦日、突如始まった別居生活。ひとり飯の記録として書き始めたnoteがいつの間にか心の吐露となり…別居から離婚まで1年2ヶ月の揺らぎの記憶 2020…
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2021年8月の記事一覧

のほほん別居56 2021.8.24

今年の夏に透明なガラス粒のついた 華奢なリングをひとつ買った いつからだろう アクセサリーを買わなくなったのは。 結婚指輪をはめてからかな… 自分でも驚くほど その小さきものに力をもらう いらないものを少しずつ削ぎ落として 生活必需品とは言えないけれど そんな心地よいものを ひとつふたつそばに寄せて 誰かといることは幸せだけれど 見過ごしてしまうことも多く 不要不急なもののなかに どれほどの大切があるかを まざまざと思い知る

のほほん別居55 2021.8.23

何かあったら言ってね この半年で その言葉を何度飲み込んだろう そう声をかけるのは もうわたしじゃない お互いそれはわかってる 何かしてあげられるくらいなら たぶんきっと あたりまえのように隣にいて 優しくほほえむその言葉は 仮面をかぶった自己満足 せめて別れ際は あなたを尊重したい

のほほん別居54 2021.8.22

ここ数週間 渦巻いていた 濃い霧が晴れた ずいぶん久しぶりに 心が凪いでる 同じものを見ているのに こんなにも、違う 夏の終わり 生温い風も 愛おしい

のほほん別居53 2021.8.21

なんだかんだ 甘えん坊で どうしようもない

のほほん別居52 2021.8.20

すきのきもちが いまはきらい

のほほん別居51 2021.8.18

一週間禁酒して 家に篭って仕事してたら ちょっと病みました 笑 外に出ましょう 人に会いましょう 楽しくやりましょう

のほほん別居㊿2021.8.16

私が、 生きていくのに必要なもの いつも傍らにあってほしいものは ほんの少しで それ以外のものの多さに それらが埋もれていくことに 息が詰まるようになった でもそれも私が招いたもの 欲の深さに嫌気がさす 一度受け入れてしまうと 容易には手放せなくなる 自らの首を絞める愚かもの 40年積み上げてきたものを ひとつひとつ丁寧におろして すこしだけ残して すこし重ねて そしたら なんとなく 自分のことが見えてくるのかな

のほほん別居㊾2021.8.13

すきのきもちを ちからにかえたい

のほほん別居㊽2021.8.13

庭の小玉スイカが採れました 私がどんな気持ちだって 嬉しくて小躍りしてても 寂しくて震えていても おかまいなしにすくすく育つ 8ヶ月と半月の間 iphoneのメモに積もった 大丈夫、のことば 何度言い聞かせ 何度夜を越えたのか 自分でも笑ってしまう ゼンゼンダイジョウブジャナカッタジャン それでもおかまいなしに季節は巡り おかまいなしにすくすく育つ そういうものに救われている

のほほん別居㊼2021.8.12

恋をしたいと思う時 たいていは思い浮かぶ相手がいる という事もあるけれど 恋とかでなく ただ あなたが書いていることが 単純に嬉しい なんだろう この感覚 恋でなく 愛でなく 友情でもなく たぶん嫌いというわけでもない 話を聞いてほしいというより あなたの話を聞いてみたい 抱きしめてほしいんじゃなく ただ横で感じていたい ネコみたいにさ

のほほん別居㊻2021.8.11

舌の裏の奥のありえない場所にできた口内炎 知らず知らずに奥歯をギュッと噛み締めてる

のほほん別居㊺2021.8.7

自分の中の答えは もうすっかり出ていて ただ それが表面に溢れてきた時 とめどなく涙が出るみたい 悲しいとか さびしいとか つらいとかでなく たぶん 儀式のようなもの ひとつひとつ 消化して ひとつひとつ 感謝して ひとつひとつ 私を思い出してゆく しょうがない、 そう思うこともある それは 諦めではなく 私は私にしかなれないから しょうがない こういう風にしか生きられない こうに生きなきゃ笑えない 息ができないほど苦しくても 残念だけど 私はもう 呼吸の仕方を覚えてしまった