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ミドルリーダー(仮)プロジェクトスタート

とある縁で新しいプロジェクトが始まった。
まだ、プロジェクトの名称は本決まりではないのだが、ミドルリーダー(仮)プロジェクトとしている。
学び合い成長できるための教師のコミュニティーをつくるためにはどのような関わりやどのような環境を設定していけばいいのかを検証していくためのプロジェクトだ。

以下、立ち上げの際につくった呼びかけ文。

教育活動を行っていく中で、一人ではなく学年や教科の先生たちと良い関係性をつくることがより良い授業や学級経営に繋がっていくと感じている。その中で、日々の教師同士の会話の質が教育活動の質を変えているように感じる。例えば、子どもの成長を見取ることができた話や授業で試してみたことについての話が頻繁に出てくるようなコミュニティーに入れば、自然とより良い教育のことについて考える教師が育っていく。一方で、子どもの指導で大変だった事や保護者からの要望に対しての不満、さらには同僚の陰口などが日々飛び交っているようなコミュニティーにいたら、自然と教師という仕事に対しての魅力ややりがいは消えて無くなっていくだろう。

 コミュニティーの質はどのような要素で変わってくるのだろう。学年・教科・研究主任という存在は学校の中の一つの大きな存在ではないだろうか。私自身、過去を振り返ってみると学年主任の存在で自分の実践がよりよくなった経験がある。新しいチャレンジに寛容であったり、自分の実践に適切なフィードバックをくれる主任の元で大きく成長できた。一方で、自分が知らないことには閉鎖的だったり、足並みを揃えることだけに重きを置いている主任では、自分の考えを伝えることすらも難しいのではないだろうか?

 このような経験から、学年や教科主任の存在は教師の授業改善やそれ以外の能力の向上にも大きく関わっているのではないかと考えるようになった。そこでどのような関わり方・環境を作っていけば、質の高い学習コミュニティーを育て、一人ひとりの教師が成長していけるようになるのかを検証していくプロジェクトを立ち上げたい。このプロジェクトの先には、教師が創造性を発揮し、やりがいや達成感をもって教育活動に取り組める未来が待っているはずだ。それこそが子どもたちのより良い未来につながっていくはずだ。

ここで集まれたメンバーと共に書籍を読み、対話し、実践を共有しあい、言語化していくことを通してプロジェクトを進めていきたい。
さらにこのテーマにおける「いい問い」をたくさんもてるようになれば、同じことで悩んでいる人たちが思考するきっかけもつくれると思う。

とてもワクワクしているプロジェクト。
今後も経過を伝えていきたいと思う。


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