子どもに関わるタイミング
今日の算数の授業中。ある子の小数の割り算を解いている様子を見ていた。すると、ノートには小数点の位置を間違えた答えが書いてあった。間違ったところ見つけるとすぐに指導したくなるのは職業病。ただ、今回はどのタイミングで話しかけるのか少し考えてみた。
集中している時にいきなり誰かに話しかけられるのはどうなんだろうか?解いている時、急に「ここ間違ってるよ。小数点の位置を見直して」と声をかけられて理解できるのだろうか?僕がよくやってしまうのは気づいた瞬間すぐに子供に話しかけてしまう。すぐに何か口出ししてしまうことは、他のことでもよくあるな。しかし、その子は次の問題を解いている途中だ。そしたら、今解いている問題が終わってから声をかけてみよう。
そんなことを考えながら、その子の隣でじっと見守っていた。正直、待っていた時間はほんの数十秒だったと思う。そして、問題を解き終わったタイミングで
「〇〇。ちょっといい?小数点の位置ってどうやって決めた?わる数を10倍しているから、わられる数の小数点も右に一個移動しているよね?そうすると答えの小数点ってどこにつくかな?」
こんな感じで話しかけた気がする。すると
「あっ、これ間違ってる!」
と言ってすぐに直しに取り掛かっていた。
このやり取りでその子の理解がグッと進んだかどうかはわからない。ただ、授業中に子どもに話しかけるタイミングって、今まではそんなに考えていなかったことに気づいた。どんなタイミングで子どもに関わるのがいいのか?その視点で自分の
立ち回りを考えることをしてみたいと思う。