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今回は資産運用の王道と言われている長期・積立・分散投資についてまとめていきたいと思います。

■長期・積立・分散投資

一般的な会社員でも実践できる投資手法として、多くの本で紹介されているのが、長期積立分散投資です。長期とは、短期的な売り買いはせず、買ったら基本的にそのまま保有し続けるということ、積立とは、毎月ないし決まった期間で、定期的に購入していくということ、分散とは、様々な資産に分散投資をしてリスクを抑えるということです。

■長期投資

上記は米国株の代表的な指標であるS&P500指数の1970年からの推移です。綺麗な右肩上がりになっています。ただ、細かく見ると、2000年ドットコムバブル崩壊と2007年からのサププライム問題・リーマンショックにおける株価暴落の際は、回復するまでそれ相応の時間を要しています。とはいえ、多少の下落をしながらも長期的には上昇しているため、米国株が長期投資には適していると考えられます。

ただ、日本人には株に対する長期投資という考え方があまり馴染みがないかと思います。その原因の1つが長期的な日経平均の推移にあると考えられます。下記の図をご覧ください。

こちらは日経平均の35年間の推移です。ご覧のようにバブルをピークにそこから30年間その株価を回復していません。2012年のアベノミクス以降は右肩上がりで上昇していますが、日銀のETFの買い入れ等、官製相場と言われているような状況ではあるため、果たしてどこまで上昇が継続するかは分かりません。

アベノミクス以降、短期的に見ると、米国株よりも上昇しているタイミングもありますが、日本に関して、将来的な人口減少やGDPの伸び悩み等を考えると、日本株よりも米国株の方が見通しは明るいのではないかと思います。こういった理由から僕は米国株への長期投資をベースに投資をしています。

■積立投資

一般的に積立投資とは毎月一定額を自動的に購入していくという考え方です。僕が実践しているのは自動的に購入するのではなく、相場が下がったタイミングで少しづつ資金を投下していく方法です。仮に100万現金を保有していて、それを100万一括で購入するのではなく、相場が下がったタイミングで20万づつ購入していくやり方です。右肩上がりの相場であれば、タイミングによっては一括で購入した方がリターンが高いことも多くありますが、一括で購入したタイミングでそこから相場が上がるか、それとも下がるかは誰にも分かりません。であれば、下がった場合に備えた購入余力を確保しておきながら、分割して購入していくことで上がっても下がっても対応できます。そこから上がった場合は、一時的にまた下がる局面がきた時に、そこで購入していくということです。

僕は現在、支出を抑制し、貯蓄率を60%以上にすることで、毎月50万程度の資金を投資資金として捻出しています。この捻出した資金を米国株のインデックスファンドを中心に運用しています。

■分散投資

分散投資は非常に難しい考え方ですし、様々なやり方があります。アセットの種類を分散させる手法(株・債券・コモディティ等への分散投資)、アセットの地域を分散させる手法(日本・米国・欧州・新興国等への分散投資)、これらをミックスした手法(日本株・日本国債・米国株・米国国債・新興国株・新興国債券への分散投資)等様々です。アセットを分散し、なおかつ地域も分散する方法が一般的でしょうか。

分散投資に関しては、僕は現在行っていません。僕が投資を始めたのは、コロナ禍による暴落がきっかけでしたので、その大幅下落のタイミングで分散投資を始める必要はないと考え、ひたすら米国株投資を行っています。現時点で、株式相場は引き続き上昇局面であるため、しばらくはこのスタンスでいくことを個人的には考えていますが、再び大幅調整するような局面がくる場合、分散投資をしておく必要があると考えています。

その際、どのように分散投資をするか。僕が考えているのは、株と債券による分散です。一般的に株と債券の価格は逆相関すると言われています。現在のような強気のリスクオン相場では、債券が売られて株が買われます。一方で弱気のリスクオフ相場では、株が売られて債券が買われます。債券で分散投資をする場合、日本の債券では利回りが低いため、米国の債券に投資をしようと考えています。

分散投資をする理由は株価大幅調整時の資金を確保するためです。大幅下落局面において、株を売ってしまう、これは最もやってはいけないことです。ではなく、下落局面において、単価の上昇している債券を売却し、その資金で株を買い増しする、このための分散投資です。そしてまた上昇してきたタイミングで、一部株を売却し、債券を購入していくという考え方です。債券ではなく、現金でも問題はないと思います。ただ、現金の場合、ほとんどの金利はつかず、ただ置いているだけになってしまうため、債券で利回りも確保しつつ、大幅調整局面に備えるのが得策だと考えられます。

■最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
読んでいただきましたら、ぜひ「いいね」を頂けると泣いて喜びます。
今後のモチベーションに繋がりますので、ありがたいです。
また、次回以降のコンテンツ作成の参考にさせていただきたいので、感想等コメントいただけたら幸いです。
まだまだ未熟者ですが、お付き合いいただけましたら、嬉しく思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。


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