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素晴らしい実践を知ること(理解すること)が「学び」ではない。

あるきっかけで、子どもとの距離感を振り返る作業をしている。

上手くいかなかったことの方が多いボクにとっては、この作業は、かなりつらい。でも、あらためてこうして振り返り、言葉にしていくと、ボクはこういうところから学んできたんだなと思う。

と同時に、こうやって振り返り、言語化しなければ、その学びに気付けないということは、もしかして、ボクはそこで学んだ気になっていただけではないか。という思いも生まれてくる。

素晴らしい実践者や、示唆に富む書籍などから学ぶことはもちろん大切だけれど、やっぱりボクは、目の前の子どもたちから学んできたことが大きいなと思う。

なぜか。

それは、例えば、いくら素晴らしい実践(発想)を知った(理解した)としても、それを子どもたちと取り組む中で、いろいろなことが起き、いろいろな気付きが生まれる。その起きたこと、気付きこそが、学びであって、素晴らしい実践をすること(理解すること)が学びではない気がする。

ボクらの仕事は、机上でやっていくものではなく、子どもたちの中で、子どもたちと向き合いながらやっていくことだから。

だからこそ、そこで起きたこと、気付きこそが学びだと思う。

ただ、子どもから学ぶって、簡単に言うけれど、そんなに簡単なことじゃない。這いつくばりながら、不甲斐ない自分と向き合いながらしか、ボクは、学べない。

今日のアルバム。もう30年以上の前のアルバムになるんだなぁ。
ギターの音が本当に好き。





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