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子どもたちの姿に涙する~「フシメの日」に
夏至が過ぎたけれど、まだ日が長いと感じられていることのありがたさ。
夏が好きだ。夏の昼間が明るさを惜しむように、夜になっていく景色が好きだ。どんよりと暑い夏の夜が好きだ。
2020年7月2日。今日も、最悪な火曜日よりはまだマシな一日だった。泣きそうになる場面にも出会えた。
それでも、職員室では、相手意識のない発言をついしてしまう。
でも、「つい」なんて、本当はないのだと思う。そもそもそういうところを持ち合わせているのだ。
今日はフシメの日だった。
ボクのクラスは、20日おきに「フシメの日」を設定している。
子どもたちが気持ちを切り替えて、また新たな意欲をもてるためのフシメ。失敗をしてしまったら、うまくいかないことがあったら、そこからもう一度がんばってみるためには、何かきっかけが必要だ。
そのために、「フシメ」という機会を設定している。
だから、いろんなことをリセットする。
2時間かけてリセットする。今日も2時間。
学校が休校だったから、今年度初の「フシメ」だったので、
「なぜ」節目を設定しているのかということをもう一度確認、共有した。
そして、自分たちでも、こんなことをすると、リセットされて、またがんばろうという気持ちになれるというアイデアを出してもらった。
でも、採用されそうな案は出なかった。でも、ボクは、こう伝えた。
案が出るといいなとは思うけれど、案が出なくても、みんなでやることの意味を共有したり、自分たちで納得して、その中身を確認したということが大切。
それが「自分たちのクラスは自分たちで創る」ということにつながるよ。
さて、そのリセット作業に、「椅子と机の脚についている綿ごみをきれいに取り除く」という作業が入っているのだが、その場面を見て泣きそうになった。いや実際に泣いていたと思う。
子どもたちが一斉にしっかりきれいにしている。集中してやっている子たちもいれば、友達と楽しそうにきれいにしている。「きれいにする」ということがリセットにつながっていることをちゃんとみんな理解している。一人一人が思い思いに。
そして、早々に終わった子は、自主的に掃除用具を出し、みんなの分の綿ごみを片づけている。それに対して、「ありがとう」と声を掛ける子もいる。
その姿を見ているとたまらなくなった。
この感情は、このクラスと1年半一緒にいて、あの場にいないと、他者に共感されることは難しいだろうけれど、本当に大切な場面だった。
もう一つ泣きそうな場面があったのだが、個のエピソードなので、ここでは控えよう。
そんなことがあったのに、職員室での発言は後悔しかないし、教室での指導にも課題があった1日だった。
明日は今週最終日。いい顔で一日を終えられますように。
今日のアルバム。
何度聞いたかわからない曲。何度染み込んだわからない曲。
あなたが幸せでいるのなら それを壊してしまいたい…だからさ
あなたを幸せに出来るのは 僕以外いないなんて言う
独り善がりな心を コワシテ