筋トレ=男性ホルモン旺盛=禿げる_20200610
(この記事は旧「清水裕幸」公式ブログの2020年06月10日の記事です。)
世の中コロナばっかりでこれといったネタもないので、今日はしばしば質問される
このテーマについてお話します。
多くの人は剥げている人を見ると、その原因が過剰な男性ホルモンのせいだと良く耳にします。
これってホント?
でもこれ実は違います。
周りを見渡してください。
もしそうであれば禿げてる人はみな基本的に筋肉質な肉体のはずですが、必ずしもそうではありませんね。
髪がふさふさでも筋肉質な人もいますし、逆に剥げているのにでっぷり太っているという方も多いのではないでしょうか。
これは単に筋トレをしているかどうかということではありません。
まぁ男性ホルモンが関係しているという点では外れてはいません。
ただ、禿げに関係するのは男性ホルモンから変化したDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンが関係しているのです。
私たちの頭皮には5αリダクターゼという酵素が存在しており、その酵素と男性ホルモンのテストステロンが合体すると、このDHTへと変化するといわれています。
このDHTは男性ホルモン受容体である「アンドロゲンレセプター」と結合すると脱毛指令を発生し、抜け落ちるという流れになるようです。
筋トレをすると男性ホルモンつまりテストステロンの生成が促されますので、当然増えます。
しかし、いくら男性ホルモンが増えたとしても5αリダクターゼの働きが弱ければ禿げにくいというわけです。
ということで今日のテーマの答えをご理解いただけましたでしょうか。
筋トレすると男性ホルモンレベルは上がりますが、直接禿げにつながるわけではないということです。
でもそうするとこんな疑問が起きませんか?
「じゃあある人はガンガン筋トレしても禿げないし、ある人は筋トレしなくても禿げるのはどうして?
その差は何?」
ですよねー当然その疑問が起きますね。
5αリダクターゼの活性度と男性ホルモンレセプターの感受性は…………なんと…………遺伝で引き継ぐと言われています。
特にこの男性ホルモンレセプターに関する遺伝子は、X染色体上にあるため、母方に薄毛の人がいると遺伝(隔世遺伝)しやすいと考えられています。
もしあなたがAGA(男性型脱毛症)だとしたら母方の方の遺伝に思い当たる方おられるのではないでしょうか。
ということでこればかりはしょうがありません。
遺伝の法則で親から良くも悪くも引き継ぐのです。
でも必ずいいところも引き継いでいますので、良いところも評価してあげてください。
ただ今更背が伸びたいとか、頭をもっと小さくとか、足がもっと長くといってもこの禿げ遺伝と同じように無理な話です。
だがしかし、太る痩せるは自分でコントロールできる部分です。
そうです、「禿げで、しかもデブ」と言われないように改善し、少しでも見やすくしましょう。
わたしも「チビで、しかもデブ」と言われないように前向きにウィークポイントを減らせるよう。
これからも日々研鑽していきたいと思います。
以上
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