金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子氏、コレクター宮津大輔氏が「絶対に見逃せない美術展」ベスト3にダブルプッシュ。長谷川氏はほかにゲルハルト・リヒターとロニ・ホーン(ここで取り上げています)を推薦。論座でも拝見。
インターネットや友人間でも今年一という声を聞き、足早に年内にみにいくことにしましたよ。
インターネット上では「一生忘れることはないと思うほど記憶に残った」「本当にひっくり返るくらい素晴らしかった」「「想像」が神掛かってた」「ここ数年で一番感銘を受けた展示」など感嘆の声が挙げられています。
【私の感想】
ここまで圧倒的な…どこかでも書かれていましたけど、誰がどういっても弩級の才能でしょうよ。作品も空間も。
ロニ・ホーンで述べたが、論理や言葉をとびこえて、有無を言わさず感性に訴求する。
アーティストがやりたいことがまずあって、我々のような職業の人間があとから追いかけて体系化に挑む。それが大御所アーティストの証。ユージーンの作品にはありましたよ。
村上隆氏も20年前ここでみましたけど記憶を思い出しましたよ。作風は違いますけど知人の学芸とも2時間ぐらい話し込みましよ。
長谷川祐子氏がベストに挙げられた、ロニ・ホーン、ユージーン・スタジオ、ゲルハルト・リヒター。同じものを感じる。みなトリッキーな作家ではないんですね。
何年も前に同じ現美でみた名和晃平や吉岡徳仁には残念ながら感じられなかった、この差。私の周りは一様に同じことを言います、この差、難しいんです。
注文は半分ぐらいの作品量でも見応えあったかどうか。途中の金属の絵画、ドラム、空の作品はなくても。その点組み立てが満点だったロニ・ホーンの次点です。
ついで美術館への注文は、年齢のこと強調しすぎか。 年齢で境界線を引かれた気も。アナザーエナジーでも同感想、キャッチコピーは作品をときに邪魔します。どこかでも読みましたが、この展覧会、展示をフラットにみれば大御所と書いてあったほうが相応しい。
なにはともあれ、キャリア初期の伝説の展覧会になると直感。私は訪れたことを誇るでしょう。
【旦那】
「どの作品も重量。彼はペインターだね。表現が流行りじゃないのもいい。緻密なコンテキスト。アメリカの絵画のコンテキストの先端、レインボウ、ホワイトペインティングズ、想像は。簡単にみえる?No,ハイコンテキスト。これはレビューの難易度高いよ…彼はゲイだろうね、その感性も感じる。永遠、インフィニティー、東洋的。もの派みたいなところも」
美術館の係の人へ。高いテンションで感想話しつづけた外人は旦那です。ごめんなさい。
【インターネット、雑誌、新聞の評価】
👍90% GOOD
ロニホーンとおなじくベストと評する声も。
美術関係者は女性が絶賛、インターネットも女性が多い?
とに~さんのレビューでも、2021年の現代アート展示の中ではダントツと三つ星を讃えられています。現在開催の中で三ツ星は3つ。
他の展覧会もこれあれれば分かりやすいです。
【美術関係者評】
高評価。
金沢21世紀美術館で注目あった存在で、開幕前からまわりで話題になっておりましたよ。ある大手ギャラリーの扱いだという聞きました。
現美はここまで若い人、はじめてのはず。経緯は知らないけれどまこんなアーティストに出会ったら個展やりたくなるだろな。
次の梅津庸一氏と、日本の現代美術はかれらが背負ってれるでしょう。
2022年2月23日(水・祝)まで。
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公式図録を購入しましたよ。
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