2021年展覧会ベスト5 美術夫婦が評判分析(2022年も開催中)
年間の便りから抜書して、【2021年展覧会ベスト5】をはじめてnoteに転載。
2021年は現代美術の展覧会へ97個。
(当記事は2021年12月21日に作成しました。詳しくは各館HPへ)
最初に
美術館、ギャラリーのみなさま 本当によく頑張ってくださいました。
この状況とくに海外アーティストの展示は骨が折れます。
関係者の皆々様に頭が下がる思いです。今年もご苦労様でした。
【評価基準】
私 30年近く美術業界に。一角の学会と美術館に非常勤勤務 原文同一性研究(このような分野)から最近はジェンダーハラスメント・フェミニズム研究に傾倒 素人のデータ分析の一環として挑んでおります
<持ち点25点>
旦那 ニューヨークの美術館で長く勤務のアメリカ人 現在引退 我が家では現代の絵画解説係
<持ち点25点>
夫婦が出会った美術関係者の会での評判
<持ち点15点>
インターネット、雑誌、新聞の評判
<持ち点35点>
雑誌と新聞は可能な範囲で追いかけました。
◇今年の研究
アナザーエナジーの記事で書きましたが、インターネットを調べていると美術展にはかならずですが嫉妬、怒りの意見が稀に見られます。公的なものとしてコレ自体はいいものの、ほとんどが20~40代男性に集中しているという、ジェンダー研究の端くれとしては関心を寄せるべきサンプルがみられました。悲しいことに専門家もまれに。(名を挙げたいですが。)妬み怒りで中身がない文章と、作品をまともにみれてないという特徴もあります。
これ、私はヘイトの源泉と睨みます。ジェンダー意識の研究素材にもなると思い収集、発表場所を模索中です。関係する会でも会長不祥事があったところ。
ソーシャルメディアでの言論についてはアメリカでこのような論文もあります。
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.abe5641(訳:ソーシャルラーニング(ソーシャル上での承認行為)が道徳的怒りの表現を促進する
便り読者の方々、あなたは大丈夫ですか、そうなっていませんか?
注意しましょう。
◇
そして我々親世代の皆皆様。写真映え、流行りという感想は、頭の悪さを露呈してしまいますよ、注意しましょう。
ネタバレ防止で作品解説少なめ。個人の感想多めです。
順次投稿していきます。筆が進みやすかった順に順不同。
次第次第にリンクを貼ります。
2021年展覧会ベスト5【評判徹底分析 決定版】
◇傑作。アメリカ超重要作家の個展、絶対に見てほしい 【ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?】 ポーラ美術館
◇森美術館で最高のグループ展【アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人】森美術館
◇若き日の伝説の展覧会に【ユージーン・スタジオ 新しい海 EUGEN STUDIO AFTER THE RAINBOW】東京都現代美術館
◇日本美術の夢を継ぐものの覚悟とロマンの【梅津庸一展 ポリネーター】ワタリウム美術館
◇天才とはこの人のこと。彫刻の底力 【マーク・マンダース ―マーク・マンダースの不在】 東京都現代美術館
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