おかん留学/子育てが一段落し、next lifeをどう生きるか
マルタとは関係のない話ですが、鈴木保奈美と石橋貴明の離婚、驚きましたね。でもわからないでもないです。むしろ、超わかる!鈴木保奈美の子育てが「子育てが一段落したことを機に今後は…」というあの言葉、すごくすごーく共感できます。なぜなら私も子育てが一段落したことを機に留学をしているからです。勝手に「あら、保奈美ちゃんと一緒だわ!💕」と思っています。
子育てをしている頃は、そりゃーまーものすごーく必死でした。産んだからにはちゃんと育て上げなければいけない。私の両親は学校の先生で、私は生まれて数ヶ月ですぐに託児所・保育園に預けられ続け、小学校の頃も鍵っ子。今の時代とは違って専業主婦が多い時代だったので、学校から帰るといつも誰もいない空っぽの暗い静かな家、それがすごく嫌でした。「友達の家にはお母さんがいるのにうちには誰もいない。夜になっても帰ってこない。帰ってきても慌ただしくご飯を作って(団欒なんかなく)ひたすら仕事してる(採点とか成績つけるとか)。お父さんもパチンコばっかりしてて帰ってこない」と私自身すごく寂しい思いをしました。だから自分の子供には絶対に同じ思いはさせたくないと思い、のめり込まない程度にセーブのできる仕事だけにしていました。これは私の中で後悔は一切ありません。だってそうしたかったんだから。
でも下の子が高校を卒業してからは、家族のためにやらずに我慢をしていたことをやりたい。そうじゃないと死ぬときに「あん時やっておけばよかった」と絶対に後悔をすると思ったのです。鈴木保奈美はそれが仕事で、私は海外留学というわけです。
娘が地方の大学に進学して、一人暮らしをするために、我が家を出て行った頃から、私の次の人生はどうしようかとずっとずっと考えました。娘が大学に入ったときは下の息子は中学3年生。なので4年後から私はどうする?何をする?そればかりを考えていました。息子の弁当を作ったり息子の部活(野球部)のサポートをしながら。そして色々考えた結果が留学に辿り着き、今ここマルタにいるのです。
留学することを周りに話し始めた頃、「よく旦那さんOKしてくれたね」「理解のあるいい旦那さんだね」「旦那さんに感謝しなくちゃね」と言われました。が、その言葉に毎回私はカチン!ときてました。結婚して20数年。私の人生は私が決めるものであり、旦那が決めることではない!!!と思ってしまうのです。行ってきていいよと言った旦那が偉いのか?違うだろ!と思ってしまいます。でもこれが日本の文化・考え方なんだろうなと思います。その考え方に理解のできない私はきっと日本の考え方に合っていない人間なんだろうなとも思いました。
ですが、この鈴木保奈美のこの言葉、ありがとうございます!まさにそれです!世では熟年離婚とか卒婚とかあるけれど、それをせずとも次の人生を楽しめるのが熟年留学なのかもしれません。その熟年留学や、やっぱり仕事をもっとしたいという妻の気持ちを理解できない夫だと結果的に離婚になるのかもしれません。
ただ、熟年留学にもそれなりにリスクはあります。若い子に比べると驚くほど覚える速度が遅いということです。耳も遠い、目も見えない(老眼とは言いたくない48歳)、脳みそもスポンジ状態です。でもやらないよりはやった方がいいです。
もし、若い頃に留学がしたかったけど、もうこの年だから留学なんてできないわ!と思っている人がいたら、私が声を大にして「そんなことないですよー」と言いたいです。そしていつか「私も年齢的に無理だと思っていたけど、留学したらこんなに英語がペラペラ話せるようになりましたよ」と言えるように早くなりたい。
それはいつだ?ま、ボチボチ頑張ろう。
かつてマルタ共和国の首都として栄えた古都イムディーナ。日本でいう京都かな?城壁に囲まれた街。細い通りを歩いているだけで映画の世界に入り込んだ気持ちになります。
イムディーナのチョコレートケーキで有名なレストランFONTANELLA TEA GAREN。景色サイコー。超オススメです。