理不尽なことが逆に新鮮
ダブリンでウエイトレスのバイトを始めてから1か月が経ちます。始めた当初「あれ?」と思うことが何度かありました。
それはとばっちりをうけるということです。
例えば、焼き鳥2つというオーダーなのにシェフが間違えて3つ作ってしまうとか、逆に作り忘れてしまうとか…。また別の人がオーダーミスをするとか。そんなミスをオーナーが見つけると、私に「Okan,どうしてこの料理がまだここに残っているんだ?」「このオーダーはどうしてこうなったんだ?」と怒ってくるのです。中国人からなのか、オーナーの性格なのか結構頭ごなしです。
これらの理不尽なとばっちり。
私も自信がないから、①の場合は届け忘れがないか確認にいきます。でもちゃんとお客さんのところには届いていて、単にシェフが作りすぎたとわかったら、私は「テーブルに届け忘れはない!」と言い返します。
このやろぉ!!!私なら間違えかねないと思うから、シェフを疑うよりまず私を疑ったんだなー!!!こんちくしょーー--と思います。
②の時も、いきなり頭ごなしに言われました。「Okan,この4番テーブルのオーダーはどうしてナンチャラカンチャラ・・・・!!!」と言ってきたのです、「私は3番テーブルと5番テーブルのオーダーはとったけど、4番は私じゃない!!」と強気に言い返しました。
こういうことが結構ありました。このくそやろー--!間違い=初心者Okanのせい!と思ってるんだろうな!と、腹立たしく思うのです。
私の英語がへたくそだから、英語がしゃべれる他のスタッフより信頼度が薄いのかもしれません。でも、そのとばっちりはムカつくので、ちゃんと英語でズバズバと言い返します(ぐちゃぐちゃの文法なんだろうけど)。そこは年の功なのか、私のそもそもの性格なのか、そこそこ気が強くなっているなと思います。でも本当はもっとしっかり伝えたいけど、言い方がわからず、悔しい思いもしています。
他の日本人スタッフに聞いたら、彼女らも頭ごなしに言われたり、とばっちりをくらっているという話を聞きました。なるほど、オーナーの性格だったかと理解。
でも、このとばっちり!!!よく考えてみれば、今までの仕事で味わったことがなかったなーと思いました。
日本にいるときにデザインの仕事をしていた私。私がミスしたものは私の責任です。私のミスで誰かが怒られることもなかったし、別の人がやったミスに自分に疑われることがなかったのです。
だから、このとばっちり体験がなんだか新鮮に思えました。
「こんなとばっちり受けたんだよー」とクラスメートに話したら、「仕事なんて、そんなことたくさんあるよー」と言われました。「でも私は今まで仕事でそういう体験をしてこなかったからすごく新鮮なんだよねー」と話したら、、、、、
「究極のドMだね♡」
と言われました。
究極・・・の、ドM・・・だったのね、私。
そうかもしれない♡
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?