猫と公園のベンチで日向ぼっこ
猫の散歩は一日にして成らず。
猫の散歩する様子は可愛いですが、そう簡単ではありません。
ハーネスをつけ、いきなり外に出し、地面を歩かせるのは無謀かも。
ワンちゃんの多くはハーネスをつけて外に出せば、散歩デビューができる子が多いと思いますが、猫は野良出身の子は別として、犬のようにはいきません。
ネットでは猫の散歩に反対する声も多いですよね。
その意見、もっともだと思います。
猫の散歩は想像以上に大変なんですが、きっとどんなものなのかよくわからず、ワンちゃんの散歩をイメージして、ネコちゃんを外に出してしまうのではないでしょうか。
我が家のニャンズは、実家への長期帰省で飛行機に乗せなけれならず、突然の騒音や振動にパニックにならないため、外に連れ出しました。
外に出したら大きな音に驚いて逃げちゃった・・・
リードを付けたまま逃げちゃった・・・
そんな事が起きないよう、あくまで我が家の猫たちの話ですが、外に出してみたい、お散歩させてみたいという飼主さんの参考になればと思います。
まず用意したのは、猫用のハーネスとリード。
これ絶対に必需品です。
ハーネスは必ず飼っているネコちゃんの身体にあったものを用意する。
ワンちゃん用のハーネスは骨格や体型が犬と猫では違うのでダメです。
首輪にリードをつけるのは、ネコちゃんが後ずさったりした時に抜ける可能性があったり、リードを強く引っ張ると首が苦しくなる可能性があるので危険です。
お部屋の中でハーネスを付け、装着具合を確認。匍匐前進でもネコちゃんが無理なく動けるか、後ずさった時、するりと抜けてしまわないかチェック。
我が家のニャンズが、公園にベンチに慣れるまでのステップはこんな感じでした。
1。ハーネスをつけて、両手で抱きかかえてベランダに出る。
抱いたまま外の空気を吸わせ、景色を見せたり。
この時、逃げないようリードはきっちりと手に巻いて。
ハーネスに慣れたら、家の中を自由に歩かせる。
2。次はキャリーバックに入れそばの公園へ。
キャリーバックは肩からかけられるトートバック風で、メッシュカバー
がついて外が見える物を使用。
飛び出し防止フックを使って、飛びださないように。
注意するのは、車が通る道はなるべく通らないこと、これ肝心。
公園ではバッグを肩にかけたまま、猫の顔だけが出るくらいにカバー
を開けてゆっくり散歩。
3。それに慣れたら、公園のベンチで一緒に日向ぼっこor夕涼み。
でもまだキャリーバックからは出しません。
ベンチはなるべく人が近付かない、散歩するイヌからある程度距離が取
れる場所で、
毎回、同じ場所で同じ景色が見えるベンチを選びました。
猫は縄張り意識があるので、むやみにあちこち動かないほうが安心する
みたいです。
4。バックでの日向ぼっこに慣れたら、キャリーから出して膝の上かベンチ
に座らせました。
リードは肩からたすき掛けのようになるショルダーリードに。
リードをバックに結んだり、ベンチに結んだ時もあります。
要は不測の事態でも、彼らが逃げないように。
外に出る時間は天気や季節によって少しづつ変更
そのうち散歩やジョギングする人、ベビーバギー、走る子供、散歩して
いるイヌが目の前を通り過ぎても動じなくなりました。
猫を外に出すには、急がず焦らず、ゆっくりと。
時間をかけて慣れてもらうのが一番です。
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