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中田考×山本直輝「帝国の再編と「修養とレジリエンス」のサブカル」〜イスラーム神学校で『鬼滅の刃』を読む〜(動画)



イベントのフライヤー


今や世界を席巻しつつある日本のマンガ・アニメ。

その影響は中東や西洋イスラーム世界にも確実に浸透しています。

「なぜイエメンのフーシー派は『ワンピース』に憧れて海賊になったのか?」「なぜ西洋のムスリムの若者の間で『鬼滅の刃』が流行っているのか?」…

西洋リベラリズム体制が揺らぎ、中東のイスラム学者の権威が没落しつつあるといわれる中、今日本のサブカルはイスラム世界で若者を惹きつけ続けています。

世界分断の時代にあって、実は日本のマンガは、西洋・イスラム・日本をつなぐ唯一の「世界教養」となりつつあると言えます。

今回日本のマンガとイスラームの修行文化を比較した『スーフィズムとは何か』(集英社新書)の著者、山本直輝さんと、日本初のイスラム政治ラノベ『俺の妹がカリフなわけがない!』(晶文社)の著者にしてイスラム学者である中田考さんが、「文明の再編」時代における日本発の人文学とマンガ、アニメ(サブカル)の可能性について語り合います。

ぜひお越しください!

★出演者プロフィール★

●中田考(ナカタ・コウ)
イブン・ハルドゥーン大学客員教授。
1960年岡山県生まれ。イブン・ハルドゥーン大学客員教授。83年イスラーム入信。ムスリム名ハサン。東京大学文学部宗教学宗教史学科(イスラーム学専攻)卒業。カイロ大学博士 (哲学)。クルアーン釈義免状取得、ハナフィー派法学修学免状取得。在サウジアラビア日本国大使館専門調査員、同志社大学神学部教授などを歴任。著書に『みんなちがって、みんなダメ 身の程を知る劇薬人生論』(ベストセラーズ)、『宗教地政学から読み解くロシア原論』(イースト・プレス)、『13歳からの世界征服』『70歳からの世界征服』(共に百万年書房)、『私はなぜイスラーム教徒になったのか』(太田出版)、『イスラーム入門 文明と共存を考えるための99の扉』(集英社新書)など多数。共著に『イスラームの論理と倫理』(晶文社)、『イスラムが効く!』(ミシマ社)、『一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教』(集英社新書)などがある。


●山本直輝(ヤマモト・ナオキ)
1989年岡山県生まれ。専門はスーフィズム、トルコ地域研究。広島大学附属福山高等学校、同志社大学神学部卒業、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。トルコのイブン・ハルドゥーン大学文明対話研究科助教を経て、国立マルマラ大学大学院トルコ学研究科アジア言語・文化専攻助教。主な訳書に『フトゥーワ――イスラームの騎士道精神』(作品社、2017年)、『ナーブルスィー神秘哲学集成』(作品社、2018年)等、世阿弥『風姿花伝』トルコ語訳(Ithaki出版、2023年)等がある。

(本講座は2024年9月6日(金)に隣町珈琲にて開催されました。)


開催時の様子

※こちらの動画コンテンツは「隣町珈琲の本棚」の有料プランに入るとご覧いただけます。


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