同じ花火を見上げながら、隣にいない彼を想った
恋人同士じゃなくなって、友達同士になろうと私から言って1週間。
やむを得ない理由があっても、悲しいもんは悲しかった。
久しぶりに声を上げていっぱい泣いた。
そんな素敵な恋だった。
泣くのはこれで最後にしたいから、ここに宣言しておこう。
この土地に移り住んで6年目にして、初めてこの街の花火大会を楽しんだ。
大学時代は変に真面目すぎたので、みんなが花火大会に遊びに行く中、決まってシフトがスカスカになるバイト先に、毎年貢献していた。
事実私は人混みが嫌いだし、と思っていたけど、本