偽善とかはさておき24時間テレビについて書く
そもそも、我が家にはテレビがありません。
そしてそんな生活は、約20年前から始まっていて、社会人になってからほぼテレビを観ないというスタイルとなりました。
新聞は、今では電子版のみの購読となってしまいましたが、20代当時は紙で日経と業界紙をなんとなく読んでいたものです。
それに加えて、あの当時はネットメディアもノイズが少なかったので、中立?的な日経新聞とネットニュースで、テレビを観なくとも情報を得られたと認識しています。
ただ、流行のドラマなどの話題にはついていけない事もあり、流石に2000年代に完全にテレビを観ないという方は少なかったと認識しています。
誰の影響?
当時の彼女であり、現在の妻の影響が全てですが、今振り返ると感謝感謝です。
妻に出会った時から、彼女自身がテレビを持っておらず、全てノートパソコン(確かSONYのVAIOだった)で動画メディアは済ませるスタイルでした。
なぜ彼女がそんなスタイルになったかというと、私よりも4歳年齢が下なので少し時代背景は違うのでしょうが、フランスへの複数年の留学時に「日本のテレビを観ることが出来ない」環境におかれ、自然にそうなった、との事でした。
ただし、妻自体がテレビが嫌いかというと、むしろ私よりも好きだったみたいで、今でもたまに旅行先にテレビがあったりすると楽しそうに観ています。そこまでなら買ってもいいのよ。私は観ないけど。
もっと時代はさかのぼり
まあ、そんな偏屈な私でも子供の頃は当たり前にテレビくらいしかメディアは無くて、アニメもドラマもバラエティーもお笑いも、当然のように楽しんでいました。
そもそもファミコンをはじめとした「テレビゲーム」というくらいですから、初めて自分だけのテレビを手に入れた(確か高校生のころ?)は、チャンネル争いをしなくてよい幸せを噛み締めたものです。
そして、いよいよ24時間テレビについてです。
よくわからないワクワクがあった
チャリティー系でも、バラエティー系でも、24時間とか27時間テレビとか、すべて。
「深夜も」「早朝も」「生放送で」「(ある程度)みんなが観てる」というモノは、非常に特別なモノでした。
当時は、毎日深夜まで起きているような年齢ではありませんでしたが、深夜になれば『本日の放送は終了しました』で、【ピー!】となるか【ざーっ!】と砂嵐が当然でしたので。
そして放送中のお昼過ぎに、親に連れられてスーパーに買い物に行けば、ブラウン管の映っていた同じ色の同じマークの描いた募金箱がある。
メディアというものが、日常からかなり遠い存在と認識している中で、急に近い距離でリアルタイムに感じられた事も、そのワクワクのひとつだったのかもしれません。
近い感覚としては、年越しから正月の雰囲気も当てはまるかも。
どう楽しむ?
私は冒頭申し上げた通りテレビを持っていませんので、今、リアルタイムに24時間テレビで起きている事には触れる事が出来ません。
かと言って、観たいという訳でもなく、どうなって欲しいという想いすらもありません。
ただ、変なカタチでゴチャゴチャするよりは、時間の流れに身を委ねつつ、見守っていきたいな、と思います。
一応はこの時期、この話題になる度に少年時代に想いを馳せる事が出来ますので。
あ、ラピュタのバルス祭りは、どんどんやってください。誰かの迷惑にならないなら…だけど。