炬燵(こたつ)とApple Arcade
11月上旬、早朝。
布団から目が覚めて、自分の頬を触るとひんやりと冷たくなっていた。布団に入って体は暖かかったので、頭寒足熱ならぬ、頭寒体熱な状態。窓に目を向けてみると鉛色の曇り空が広がっており、いかにも今日から寒いですっ!と伝えられているような気分がした。
「せっかくの休みだし、炬燵(こたつ)でも出すかぁ」
押し入れにしまってあった炬燵セットを取り出し、ダニだらけと思われる炬燵布団をコインランドリーで洗濯。そして2時間後ぐらいには部屋の真ん中にドドンと炬燵さまが降臨していた。冬だから炬燵を出すのか、炬燵を出したから冬なのか。まぁそんなことぁどぅでもいいが、毎年一発目の炬燵は冬を一気に感じるせいか格別だ。
「ふぅぅぅ....はぁぁぁ....」
こんな声も思われず漏れてしまう。
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炬燵に入ると基本的にながら作業になる。テレビを見たり、ミカン食べたり、お喋りしたり。僕は情報系の大学に通っているので、炬燵に入りながらコーデイングすることもしばしば。
話が少しずれるが、最近スマホでゲームすることが趣味になってきている。スマホのゲーム自体はもともと昔から多数存在していたが、ゲーム自体に終わりがなかったり、広告がうるさかったり、オンライン必須だったり、ゲームというよりソーシャル要素が強くて苦手だ。
けど最近Apple Arcadeというアプリゲーム遊び放題サービスなるものを体験してみた。月額いくらか払えば、広告なし&オフライン&終わりのあるゲームが楽しめる。僕がスマホゲームに不満に思っているところが解消されているところが気持ちよく、GameBoy AdvanceやPSPを遊んでいた小学生の頃の気持ちを思い出す。
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炬燵とApple Arcade。この二つを手にした僕が炬燵を出した初日に、容易に数時間を溶かしてしまったことは想像に難くないと思う。そもそも持ち運びができるスマホゲームを炬燵でぬくぬくと家でやっていること自体、互いの存在意義をぶつけている。だが、そこが気持ちがいい。炬燵にアイス。クーラーに毛布。ポテチにチョコレート。パティをホットケーキで挟んだマクドナルドのマックグリドル。Jus like that.
そんなこんなで夜になり、そろそろゲームやめるかと電源オフ。立ち上がったのちにじっと炬燵を眺め、
「衣替えもしとくかぁ」
そしてまた押し入れに頭を突っ込んでいた。
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#Tonali #エッセイ #こたつ #ゲーム #AppleArcade #冬 #あと炬燵に入りながら雪見だいふくは最高に美味しい 。