【NHL】ドライスデールをトレードで放出
こんにちはトナカイです。
アイスホッケーの話題ですがJamie Drysdaleがトレードで2025年ドラフトの2巡目とセットでフィラデルフィア・フライヤーズに移籍しましたね。
そういえば僕はメジャーリーグの話題では基本的に選手名はカタカナ表記にしてるのですが、このアイスホッケー回では英語表記にすることを先に言っておきます。
理由としてはメジャーリーグと違って日本で伝えられる機会がほぼなくカタカナ表記で認識してもらう必要がないからと思っているからです。
メジャーリーグが日本で中継されたりニュースになる時は大抵カタカナ表記なので、世間的な認識もそちらであることが多くカタカナが圧倒的に伝わりやすいと思っていますが、アイスホッケーはそうではないので逆に混乱するかなと。
さて、僕がトレードくらいでどうしてnoteを更新したかと言うと、Drysdaleは若くファンからも人気が高いチームの未来だと考えられていたからです。
ただ先に結論を言うと、僕は今回のトレードを良いものとして見ています。
Drysdaleは2002年4月8日生まれのディフェンスマンで2020年のドラフト全体6位でダックスに指名され、2020-21シーズン中に早々にデビューしました。
2021-22シーズンでは81試合とほぼ全試合に出場するなど主力として活躍し、オフには背番号が34から6になるなどチームの期待も高まっていました。
2019年ドラフトで同じく1巡目となる全体9位でダックスに指名されたTrevor Zegrasと共に将来のコア候補として人気も高め、
さらにはアイドル的な側面での人気もあり2人のグッズが作られるほどファンに愛されていました。
さて、そんな彼がトレードされた理由はいくつかあると僕は思っています。
第一にDrysdale自身のケガもあると思います。期待された2022-23シーズンはケガで8試合の出場にとどまりました。この2023-24シーズンも開幕こそいたもののケガで離脱し最近復帰するまで39試合中10試合にしか出られていません。
制限付きフリーエージェントの状態が長く続きチームへの合流が遅れたこともあり調整不足だった可能性もありますが。
結果的に3年の契約延長をしています。
次にですがこの2023-24シーズンにデビューした2022年ドラフト1巡目(全体10位)のPavel Mintyukovが定着しDrysdaleに期待した部分をやってくれそうなことがあると考えています。
Drysdaleも180cmと長身ではありますがMintyukovは188cmでさらに背が高いので、大型ディフェンダー好みな僕は好きなんです。
さらにダックスは2021年ドラフト2巡目指名のOlen Zellweger、2022年ドラフト2巡目指名のTristan Luneau、2021年3巡目指名のTyson Hinds、さらに2019年指名で昨シーズンの終わりにデビューし今シーズンは最初から出続けているJackson LaCombeとディフェンスのプロスペクトは揃っています。
それぞれのジュニアリーグでディフェンスマン・オブ・ザ・イヤーを取っていますし、ZellwegerはWHLのディフェンスマンとして最多のゴールを記録しました。
上記以外にも先日あったアイスホッケーU20世界選手権2024(2023年12月から2024年1月まで開催)でカナダ代表入りした2022年ドラフト2巡目のNoah Warren、スイス代表の2022年ドラフト5巡目のRodwin Dionicioも期待されています。Warrenが195cmの長身なので僕好みですし、Dionicioは5巡目指名選手ながら今シーズンのジュニアでのアピールが良いので期待値も高まります。
加えてRadko GudasらFA組を考えればDrysdaleにこだわることはないかなと。
逆に足りないと思われているのがオフェンスですね。
そこで今回のトレードで獲得したのが2022年ドラフト全体5位でフライヤーズに指名されたCutter Gauthierです。
今回のU20では優勝したアメリカ代表として参加していました。
現在はボストンカレッジでプレーしており、NCAAシーズン後にエントリーレベル契約でちょろっとNHLシーズン終盤のダックスの試合に出ると予想しています。
Gauthierはフライヤーズと契約に至りませんでしたが、それについて本人はフィラデルフィアでプレーしたくないと言っているらしく、
その理由として多く想像されているのが、本人がピッツバーグ・ペンギンズのファンとして育ったことにより、ペンギンズと同じカンファレンスで同じ地区のフライヤーズでプレーするのに抵抗感を持ったからか、などと言われています。
プロになる人がそこまで好きの感情を持つものか?とも思いますが、まあ人の考えは分かりませんし、全体5位で指名されるレベルの選手ではあればそういう少し贅沢な希望を口にすることもありえないことではないと思いました。
まあ真実はなんでも良いです。彼の未来が輝くものになればなんでも。
ダックスのオフェンスは前述のZegrasに加え2023年ドラフト全体2位のLeo Carlsson、2021年全体3位のMason McTavish、今シーズン前に7年契約で延長したTroy Terryら若い選手と、22-23シーズンから5年契約で加わったRyan Strome、3年契約で加わったFrank Vatrano、今シーズンから4年契約で加わったAlex Killornをメインに戦っています。
これまで戦ってくれたAdam HenriqueとJakob Silfverbergは今シーズンで契約が終わるので途中でのトレードもありえるでしょう。
McTavishはデビュー戦でダックス最年少ゴールを記録し今シーズンも主力への成長を感じさせる活躍をしています。
Carlssonはルーキーシーズンで早速のハットトリックを決めました。
Zegrasは技術力が高いので盛り上げてくれます。
ただ試合を見てるとゴールを決める力が欠けているとGMは考えていたみたいです。それが今回のトレードになったと。
2021年3巡目指名のパスタことSasha Pastujovや2020年のもう1人の1巡目指名である全体27位(ボストン・ブルーインズよりトレードで獲得)のJacob Perreault、2022年のもう1人の1巡目指名である全体22位(これもブルーインズから(前述のトレードとは別))のNathan Gaucher、2023年2巡目(ながらも全体33位なので実質的な1巡目とも言える)のNico Myatovic、同59位のCarey Terrance(前述の2024年のU20アメリカ代表に選出)、同85位のYegor Sidorovなどプロスペクトはいるもののディフェンス陣と比べると弱いなというのが印象です。
個人的にはPastujov、Terrance、Sidorovに期待しています。
長くなってしまいましたがおおよそこれくらいにします。とにかく僕は今回のトレードは好意的に見ていると言うのが結論です。
次のホッケー記事がいつになるか分からないので書いておきますが、僕がダックスを応援しているのはもちろんエンゼルスと同じ地域にあるからです。
同じ地域のチームを応援する方が愛着が持てるので。
いつか現地で試合を観てみたいですね。
日本のアイスホッケーもちらっと観に行ったりしています。今シーズン観に行った時は横浜グリッツのジェイク・ホートン(Jake Horton)選手がハットトリックを決めて個人的には盛り上がりました。帽子を投げ入れる文化はありませんでした。
磯谷建汰(Kenta Isogai)選手などNHLを目指してる日本人選手もいるのでこれからのホッケーの盛り上がりに期待しましょう。NHLに次ぐホッケーリーグと言われているロシアのKHLでプレーする佐藤優(Yu Sato)選手もおり、報道がないだけで期待されてるアイスホッケー選手は多いです。
それでは今回はこの辺で。
みなさん、ごきげんよう