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令和ロマンとイメコンの話。

今年もM-1を優勝し、二連覇を果たした令和ロマン。
私が彼らを知ったのは、2023年12月24日のこと。
夫は当直で不在で、息子は両親に預かってもらっており、まだ当時1歳だった娘と、自宅でのんびりしていた。
暇だし、たまにはテレビでも観るか…と普段ならつけないテレビをつけた。ちょうどM-1決勝をやっており、今日ってM-1なんだ、となんとなく観始めた。
出番の1番目、令和ロマンが呼ばれた。知らないコンビだった。すごく面白くて、今のお笑いって、こんなにレベルが高いんだぁと驚いた。そしたら令和ロマンが優勝した。
高比良くるまは、菅田将暉に似てると思った。

それまで、漫才とかコントって、展開が読めることが多くて、面白く感じられなかった。ツッコミの人がボケの人を叩くのは、痛そうで嫌だった。失敗した人をイジるのは、いじめているみたいで好きじゃなかった。過度な容姿いじりや下ネタは、私は低俗で面白くないと思っている。

令和ロマンは、それらがなくて。二人とも関東出身で、東日本出身で都内在住の自分には、彼らが関西弁を話さないというのも親しみやすかった。

昨年のM-1以降、私は二人が大好きになった。くるま氏は語彙力や言語化能力が高く、またそのボケに瞬時に反応できるケムリ氏も、インテリジェンスが高いなぁと思ったら、なるほど二人とも慶應関係者だった。

くるま氏の「漫才過剰考察」も読んだ。ラジオもYouTubeもWEB記事も、可能な範囲で目を通した。そこでくるま氏は「自分の見た目を、自分が作ったネタのボケに合うように寄せている。具体的には、少し髪を長くして、丸メガネをかけて、おしゃべりな胡散臭さを出している」「漫才を見ているお客さんにノイズがないように、肌をキレイにしている」と言っていた。
ケムリ氏も、痩せている時よりも太っている方がウケ量が多いため、体型維持のために食べたりトレーニングしているらしい。
ちなみにくるまさんの私服や小物も、たびたびYouTubeで登場するがおしゃれで大好き。モードなアイテムや寒色系のすこしクセが強いアイテムが、本人のクセつよ感とマッチして、本当によく似合う。
2024年M-1決勝のくるまさんのスーツも、黒(本当は濃紺らしい)で肩がとんがりまくってて、ラペルはツヤツヤの異素材で。ヒール感、ヴィラン味があって良かった。さらにオールバックのヘアスタイルをカチカチに固めてて、ラスボス感が出てたよねー!そしてつかみの「終わらせよう」は話題なっている通り。もちろんネタ2本とも最高に面白かった。

で、これってイメコン、中でもパーソナルデザイン的考え方じゃない?って思って。
他者から抱かれる、自分の外見のイメージがあって、それに服装やメイク、ヘアスタイルを合わせると、信頼や納得感を得やすいっていう。
さらには言動や行動が合うと受け入れられやすいし、異なるといい意味でギャップ、悪い意味で違和感につながる。
令和ロマンの二人は自分や相方の外見的特徴をとらえて最大限に活かして、時には芸人だからこそ極端に振り切って、ネタに活かしている。

まぁだから何、なのだけど、令和ロマンのネタが好きで二人の考え方も好きで、これからも応援したくて、せっかく都内在住なのだから、今年はぜひ劇場で生令和ロマンを見たいなっていうのが今の目標。

私個人としてはPDアバみをもっと極めたいっていうところで、PDアバはやっぱり小粋な、可愛いけどかっこいい雰囲気が重要だよねと。そうすると、もっと身体引き締めて、無駄な贅肉というノイズを無くしたいなと。筋トレがんばりたいなっていう個人的な話でした。

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