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私、どうやら猫に催眠術をかけてしまったようです。

保護猫カフェの預かりボランティアをすることになりまして。

預かり猫さんと私とビビリ兄弟猫の様子を記録しておくブログとなっております。

前回は預かり猫さん生活1日目と2日目の様子をお届けしましたので、今回は何日目をお届けしましょうか。

普通に3日目の様子からでいいですか?

ありがたい!
この文を書いている現時点で6日目なんですが、記憶力が適当なもので、すでにどれが何日目のできごとなのかごちゃごちゃになってしまっていまして。

リアルタイムで進行中のインスタをカンニングしながら、書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。
 

預かり猫さん生活3日目の目標は『少ーし距離を縮めてみよう!』です。

まずは私のチャレンジ。

ちゅーるをあげてみよう!
まだまだ慣れない環境でご飯も少ししか食べられてないので。
栄養補給も兼ねてお近づきになれたら一石二鳥。

まぐろとサーモンどっちが好きですか?

・・・・・・。

特に希望はないようで、私に決定権が委ねられました。
それでは目を閉じて、
これかなーこれかなーこれ!
と選ばれたのは、まぐろ味でした。

それでは、いざ、開封。
そして、柵の隙間からスーッと預かり猫さんの口もとに向かって進んでいきます。

鼻がピクピクッと動いて、ゆっくりちゅーるに近づいてきます。

私は鼻とちゅーるが1cmまで近づいたタイミングで指先に力を込めて、ちゅーるをにゅるっと出しました。

すると、勢い余って鼻にちゅーるがペチャッとついてしまいましたー。
あーごめんなさい。
ちゅーるのことも私のことも嫌いにならないでくださいー。

カミングアウトします。
実は、私、ちゅーるあげるの下手なんです。
いつも猫さんの食べるペースと指の力加減が合わず、ちゅーるを床に垂らしてしまうんです。

なので、ビビリ兄弟にちゅーるをあげる時は、お皿に出して、ついでに歯磨きになるという魔法の粉をふりかけてあげているので、久々の直ちゅーるなんですー。

でも、お近づきになるためにもちゅーる提供のプロを目指してチャレンジします!

もはやチャレンジの意味が変わってしまいましたが、預かり猫さんは下手なちゅーるさばきも気にしないで余裕で食べてくれています。

ちゅーる嫌いな猫なんている?

なんだか余裕で食べてくれるので、これ、私の指に乗せても食べるんじゃね?と、なぜか私が余裕をかましまして。

指ちゅーるを差し出してみると、普通に食べてくれます。
ザラザラの舌で綺麗に舐めてくれます。

なーんだ。
簡単にお近づきになれちゃったー。
最後、ごちそうさまって感じで手でポンポンッて指に触ってくれたし。

なーんて調子に乗って、食後のペロペロ姿を写真撮影していると、まだ調子に乗るのは早い!と、シャーッと猫パンチが飛んできて注意されました。

ごめんなさーい。
 

次のチャレンジは、ニャン太棒で触ってみよう!です。

ケージの外から間接的になでなでできるようにと用意していたニャン太棒。

正式名称は「ニャン太のびょこ猫じゃらし」です。

これがこんなに優秀だとは、買った時には全く気づいていませんでした。


まず、ケージの外からご挨拶。

これはニャン太棒です。
今からこれでなでなでしたいと思います。
よろしくお願いします。

・・・・・・。

特にいいとも悪いとも言われなかったので、ニャン太棒を3cmくらい、ポンッと侵入させてみました。

なんだお前は。
という感じで、手で押さえつけられました。

スルッと押さえ込みから逃げ出したニャン太棒。
今度は違う隙間からもう一度ポンッと侵入してみました。

またしても、なんだお前は。と捕まってしまいました。

その後も何度か侵入を試みたのですが、毎回捕まってしまいました。

侵入には失敗していますが、猫じゃらしとしてはきちんと役目を果たしています。
偉いぞ!ニャン太棒!

しかも、ニャン太棒を捕まえるもふもふの手が、ポンッ(ニャン太棒)、ポンッ(手)。ポンッ(ニャン太棒)、ポンッ(手)。ってとってもリズミカルで楽しそう。


すっかりニャン太棒と友達になったようなので、今度はスーッと、預かり猫さんの頭を目指して侵入です。

さすが友達。
拒否されることなく、頭に到着しました。
そして、ミッションであるなでなでを実行。

たしか、5なでなでした頃だったと思います。

ゴロゴロゴロゴロ。

そして、10なでなでの頃には目を閉じて気持ち良さそうな表情に。

20なでなででは、ついにゴロン。
すっかりニャン太棒の虜になりました。

ちょっとニャン太棒が休憩すると、かわいい声でにゃーん♡と鳴いて、なでなでを催促します。

なんでこんなに気持ちいいんですか?

凄い!凄すぎるぞニャン太棒!
初めてかわいいにゃーんが聞けました。

おそらく最初のポンッポンッポンッポンッが、触られるとゴロゴロ言ってしまう催眠術だったようです。

私が偶然にかけてしまった催眠術なので、解き方がわかりません。
時間が経つと解けるのでしょうか。
でも、今のところ誰も困ることはないので、このままでいてもらいましょう。


ニャン太棒の虜になっている隙に、ニャン太棒と同時に私の手でもなでなでしてみます。

触れたー。
毛、柔らかくてふわふわー。
いいじゃんいいじゃん。

と調子に乗っていると、気づかれてしまい、シャーッとクロヒョウに変身。

ごめんなさーい。
とニャン太棒でなでなですると、すぐにゴロゴロ猫に変身。

おもしろい。
かわいい。

こうして私と預かり猫さんの距離はぐっと近づいたので、ミッションクリアです。


ビビリ兄弟のチャレンジは、近くでご挨拶してみよう!です。

まずはビビリ兄からチャレンジです。

ゆーっくり静かーに近づきまして、ゆーっくり柵に手をかけまして、預かり猫さんの様子を確認。

起きてます。
目が合いました。
何か、何か言わなきゃ。
にゃ、にゃ、にゃーーーん。(小声)

・・・・・・。

こ、こ、こんに、ちわー。

はい!ビビリ兄ミッションクリアです!

大変良くできましたー。
頑張ったねー。
よーしよしよし。
ごほうびになでなでとお尻ペシペシをたくさんしましょう。

続いてビビリ弟のチャレンジです。

少し離れた場所からゆーーっくり1歩、2歩。
止まって預かり猫さんの様子を確認します。

起きてます。
こっちを見ています。
もう少し近くまで行ってみようかな。
どうしようかな。

にゃぁーん。

は、話しかけられたー。
ど、どうしよう。
今、なんて言ったの?
聞いてませんでしたなんて言ったら怒られるかな。
うん、一旦出直そう。

ビビリ弟チャレンジ失敗。

どんまい。
君の頑張りはちゃんと見てましたよ。
お尻ペシペシとお腹ワシャワシャをたくさんしましょう。

兄弟でご褒美の希望が違うことはちゃんと心得ております。

ビビリ弟。
お昼寝をして、気合を入れ直して、もう一度チャレンジします。

が、やっぱりビビリ兄みたいに近くまで行けません。
そしてまた話しかけられます。
でも、今度はちゃんと聞いていました。

にゃ、にゃーん。

にゃぁーん。

にゃーーん。

にゃぁーん。

何やら猫語での会話が繰り広げられています。

でもビビリ弟の勇気も限界に達して、

あぅーーーーーーーーーーーーーん。

ピンチを知らせるサイレンがなりました。

すると、つられた預かり猫さんも

にゃおーーーーーーーーーーーーーーん。

あぅーーーーーーーーーーーーーーん。
にゃおーーーーーーーーーーーーーーん。

最後はサイレンの合唱で終わりました。


ビビリ弟もミッションクリアといっていいでしょう。

ご褒美はさっきの3倍にしますね。

みんな、大変良く頑張りました。
3日目もお疲れさまでした。

実はビビリ兄弟、預かり猫さんが来てからご飯を食べる量が減っています。
しかも、どちらかこの時点ではわかっていなかったのですが、1回嘔吐しています。
寝る時はソファーかキャットタワーかお昼寝台なのに、このところ押し入れで隠れるように寝ています。

だいぶストレスかけちゃってるなー。
ごめんねー。
でも、将来、もっとたくさんの猫を預かる仕事をしたいんだー。
だから預かりボランティアをやめるわけにはいかないんだー。
よっぽどストレスだったら違う方法を考えるけど、もう少し一緒に頑張ってみてくれるかなー。

明日もよろしくお願いしまーす。


4日目の目標は『みんなで日向ぼっこをしてのんびりしよう。』です。

昨日ニャン太棒の虜になってしまった預かり猫さん、たびたびなでなでを要求してくるようになりました。

私がご飯を食べている時も、テレビでおもしろい場面の時も、空気を読むことなく要求してきます。

ご飯食べ終わってからでもいいですか?

ダメです。

今いい所なんで少しだけ待って…

ダメです。

今は特別に対応しますけど、いつでも対応するわけじゃないですからね。

はいはい、いいから早く。

結構かまってちゃんかも。


そんな私ですが、預かり猫さんの要求を拒否することもあります。

それは、ビビリ兄弟をなでなでしている時です。

2匹にはだいぶストレスをかけちゃってるので、預かり猫さんよりもビビリ兄弟を優先する。というルールは守ります!

そして今日はビビリ兄弟はミッションなしでのんびりしてもらうことにしました。

キャスター付きのケージにして本当に良かった。

どんよりしとしとな日が続いていましたが、久しぶりに太陽が見えたので、日向ぼっこしましょう。

ということで、預かり猫さんにはケージごと窓際に移動してもらいました。

部屋の掃除がしやすいかなーと思ってキャスター付きにしたんだけど、こんなふうに移動できるの最高じゃん。

ビビリ兄弟もポカポカに誘われて、押し入れから出てきています。

今日はただただのんびりしましょう。
 

預かり猫さん、窓際に移動すると外の景色とか、今まで見えなかった部屋の様子とか、興味津々で見ていたけど、そのうちスースー気持ち良さそうな寝息をたてて寝てしまいました。

寝てる姿見るの初めてかも。
 

そういえば、ケージを移動する前に、ビビリ弟が鼻タッチでご挨拶ができました。

凄い!偉い!ありがとう!
ご褒美10倍にしましょう。

ちょっと尻尾太くなっちゃったけど。
 

ビビリ弟が頑張ってご挨拶している頃。
ビビリ兄はサンドイッチの具のものまねをしながら応援していました。

弟すげー。がんばれー。

預かり猫さんはビビリな性格ではなさそうですね。なんとなく。
9歳の大人の余裕があるような気がします。

そして、ズッシリボディのせいか、もしかすると運動音痴かも?
2階から1階に降りる時にドスンッと大きな音がするし、柵の横の棒に足をかけて慎重に降りようとするし。
最初だからなのか。
慣れてきたら猫らしくスタッと上り降りするのかなー。しなそうだなー。


さて、昨日嘔吐した猫が判明しました。
ビビリ兄でした。

預かり猫さんと二言三言会話をしていて、ケプケプケプ…ビシャ。と、私と預かり猫さんの目の前で吐きました。

大丈夫かー。
そんなに頑張んなくていいよー。
今日はのんびりしよー。
明日ものんびりしていいよー。
私に慣れるのも時間かかったもんねー。
ゆっくり慣れてくれたらいいからねー。
ありがとねー。
 

あとがき?

さぁ、ビビリ兄弟、特に兄の様子が気になるところで、今回はおしまいです。

とりあえず、このペースで更新していくと、現実にはいつまでたっても追いつきません。

なので、次こそ3日分をまとめて書くと、ここに宣言します!

自分を追い込んでみます。

追い込まれると力を発揮するタイプの人間かどうかは自分でもわかっていませんが。

それではまた。

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