好きになるのは自由ですが、愛情表現は相手に合わせなくてはいけません。
保護猫カフェの預かりボランティアをすることになりまして。
預かり猫さんと私とビビリ兄弟猫の様子を記録していくブログとなっております。
2期生ー73日目
『私の要求は、犯猫の逮捕です。』
突然ですが、
私はベッドではなく布団で寝ています。
なので、
起きたら布団を畳んで押し入れに押し込みます。
シンデレラフィットなスペースなので、文字通り、ぎゅーぎゅー押し込んで、すぽっと収まります。
さて、今日も布団をしまいますか。
と思ったら。
お願いしても、全然どいてくれません。
何か理由があるのでしょう。
驚いたフリをしてしまいましたが、
心当たりはあります。
やっぱり嫌ですよねー。
うちの猫がご迷惑をおかけしてすみません。
お昼寝台の土台&物置と化している、平屋のケージを牢屋に…
想像してみたら、
それはだいぶ可哀想なので。
私がパトロールを強化することにします。
以前から、預かり猫さんとお近づきになりたそうな様子はありましたが。
最近は明らかに預かり猫さんのあとをつけていて、よく怒られています。
そして、
怒られてもノーリアクションでまたあとをつけるので、激怒されることもあります。
そうすると、
さすがにやめるんですが。
ちょっとしょんぼりしてるように見えるんですよねー。
ビビリ兄、預かり猫さんのこと好きなのかなー。
2期生ー74日目
『間違えることだってあるわよ。』
今日も預かり猫さんのことが気になるビビリ兄は、後をつけていますが。
私がパトロールを強化して、目を光らせているので。
預かり猫さん、シャーッと言うことはないのですが。
なんだか1日イライラ気味のご様子です。
なんとなく。
人間がイライラしてる時の、目つきが鋭かったり、ドアをバタンッと閉めたり、体に力が入って、湧いてくるパワーを発散したい感じ。
みたいな雰囲気。
イライラオーラを出しながらお散歩中の預かり猫さん。
ふと、気配を感じたようで。
うーーーとサイレンが鳴り始めます。
緊急事態発生です。
勇敢に気配に向かって訴えます。
だいぶ強気な預かり猫さん。
いよいよストーカーと直接対決か?!
と思ったら。
そこにいたのはビビリ弟。
ストーカーではありませんでした。
間違えたことに気づいた、預かり猫さん。
ちょっと気まずそうに立ち去る、預かり猫さん。
ビビリ弟は正真正銘ビビリなので、自分から預かり猫さんに近づいていくことはほとんどありません。
なので、
預かり猫さんがビビリ弟にシャーッと怒ることは、あまりありません。
うーーーと文句は言いますが。
ビビリ兄、追いかけると怒られるからやめようって、学習してくれないかなー。
私も、かまい過ぎて嫌われないように気をつけよう。
2期生ー75日目
『今じゃなくてもいいじゃない。』
またしても、
私が布団をしまおうとすると、押し入れにいる預かり猫さん。
押し入れが気に入って、よく居るわけではなくて。
私が布団を畳むのを見て、押し入れに向かったような気がするんですけど。
別に今すぐしまわなくてもいっか。
と、
部屋の隅に布団を置いて、
猫達のトイレ掃除やら、お水の補充やらをしていると。
ま、いっか。
起きたらしまおう。
猫を飼っていると、
「ま、いっか。」
とか、
「しょうがない、猫だもの。」
とかって、よく思いませんか?
さて、
無事に布団をしまえた昼下がり。
久しぶりにお昼寝台で寝ている、ビビリ弟がいました。
最近ではほぼ預かり猫さんの専用ベッドになっていたので。
なんだか懐かしい光景。
いつもならケージの中から、
シャーッ
そこはダメー。どいてー。
私専用だって言ったじゃないのー。
と、
文句を言う預かり猫さんなんですが。
この時は爆睡してたようです。
そんな弟の様子を見て、羨ましいビビリ兄。
俺もー。
と、
弟を押し退けてお昼寝台に上がると…。
預かり猫さん爆睡してるので、
怒られないビビリ兄。
尻尾がぴょんぴょんして嬉しそう。
ですが、
調子に乗って、もっと近くで見ようとしたので、すかさず止めに入りました。
はい、不服そうな顔をされました。
ビビリ兄弟が爆睡していると、リラックスしている預かり猫さんですが。
預かり猫さんが爆睡していると、ビビリ兄弟ものびのびマイペースで。
お互いさま。
なんだけど。
3匹が起きている時は、やっぱり少し緊張感のようなものがあるなー。
とも、感じました。
仲良しの友達と2人でいるところに、先輩が1人いるみたいな感じかなー。
それは気疲れしそうだ。
どうしたら居心地良くなるかなー。
宿題にしておきます。
2期生ー76日目
『現行犯よ。捕まえてちょうだい。』
ビビリ兄のストーカーがエスカレートして。
嫌がる預かり猫さんを、走って追いかけて。
あわや大乱闘になりそうなところを止めに入りました。
ということで、
興奮気味のビビリ兄は、別室に隔離の刑になりました。
最初は、
なんでー。
開けてよー。
俺が何したっていうんだよー。
と、
にゃーにゃー訴えていましたが。
そのうち落ち着いて静かになりました。
ま、そっちの部屋にはご飯もトイレもあるから、しばらくいてもらいましょ。
と思っていたら…。
押し入れを開けるのは知っていましたが。
そこはガラスだから重いし、動きもスムーズじゃないし。
さっき、兄を助け出そうと、ビビリ弟が開けようとしてたけど。
開かなくてあきらめてたけどー。
ビビリ兄、自力で脱出成功。
いや、脱獄?
ビビリ兄には厳重注意と接近禁止命令を。
☺ビビリ兄、君は預かり猫さんの事が好きなんですか?
😼べ、別に、好きっていうか…
興味があるだけだし。
☺預かり猫さんは猫が苦手なので、近づかないであげてください。
😼ニオイ嗅いだり、鼻チューしたり、挨拶くらいはいいじゃん。
☺まー普通はそうかもしれないけど。
預かり猫さんはそれも嫌なんだって。
近づかないでいてあげることも、愛だったり優しさだったりするのですよ。
😼ふーん。
☺今後、預かり猫さんが嫌がってるのに追いかけたりしたら罰がありますからね。
牢屋に隔離の刑か、ご飯減量の刑か、爪切りの刑か。
😼えーーー。
ということで。
理解したのかどうかは不明ですが。
ビビリ兄が預かり猫さんを追いかける理由。
愛なのか。
それとも、
この家を支配しようとしている預かり猫さんとの、ボス争いなのかも?
争いのない、優しい世界になることを願います。
願うだけでは叶いません。
これも宿題にします。
あとがき?
ありがたいことに、私の夢を知っている方に教えて頂いて。
先日のビートたけしのTVタックルを見ました。
「にゃいるどはーと」という犬猫の保護活動をされている団体の代表の方が出演して、取り組みが紹介されて。
その取り組みの1つが、高齢者がペットを飼えるようにするもの。
スタジオでは、高齢者がペットを飼うことについて議論をしていました。
私はこの代表の考え方に大賛成で、私がやりたい事のうちの1つをまさに実行されていて。
尊敬と憧れの思いでいっぱいです。
逆に、高齢者がペットを飼うことに反対派の、保護猫活動をしている女性タレントの発言には、大きなモヤモヤを感じました。
猫のことしか考えてないんだな。
高齢者のことなんにも知らないんだな。
知らないのにダメって決めつけるのはどうなの?
などなど、
色々考えていると。
いや、本当に猫のこと考えてるのかな?
と、
疑問が浮かびました。
保護施設にいれば、きちんとお世話してもらえて、体調が悪ければすぐに動物病院に連れて行ってもらえて。
命の保証みたいな安全はあるかもしれないけど。
お気に入りの場所でのんびりしたり、人間に甘えたい時に甘えたり。
そういう幸せは、保護施設にいては難しいのでは?
私だったら、
3食きちんと栄養のバランスを考えた食事を決まった時間に出されるより、自分の好みに合わせてくれた食事を自分のペースで食べられる方が嬉しいし。
清潔で整った広い建物でたくさんの人と共同生活するより、散らかった狭い部屋でも好きな人と生活する方が落ち着けるし幸せ。
持病があるけど、病院と家、どっちがいい?
みたいな感じ。
やっぱり人それぞれで、病院の方が安心という人もいるし、自分の家がいいという人もいる。
保護施設と高齢者の家。
自分が猫だったら、
どっちで暮らしたいですかね。
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