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子どもが欲しかった。

子どもが欲しかった。

でもできなかった。

不妊治療もしたけれど妊娠できず、
そして治療の辛さに耐えられなくて辞めた。

それなのにずっと、不妊治療を辞めたことを後悔していた。

そして子どもがいる人に嫉妬して、
子どもがいない自分はダメな人間だと卑下した。

それでも自分の好きなことをして、
自分の夢に向かっていこうとして、
自分の人生を歩もうとした。

一時は子どもがいないことはもうどうでも良いくらい嬉しいことがあって、
吹っ切れた・・気がしたこともあった。
(実際吹っ切れていたかも知れない。)


私はもうどんなに医療技術が発達しても、
自分の子どもを持つことは無理な年齢になった。

私はずっと、
子どものいない人生を
ダメな人生だと思い続けなければならないのだろうか?


それならいっそのこと、養子を迎えてはどうかとか、
里親になるのはどうかとか、考えたこともある。

だけど自分がお腹を痛めて産んだ子ではない子を
私が育てられる自信がなかったし、
そもそもその資格を得る自信もなかった。
(メンタルが弱いため)


ときどき思う。

もし本当に自分の子が産まれていたとして、
私にはちゃんと育てられなかったのではないだろうか?と。

私はそもそも、子どもを持つ資格がなかったのではないか?と。

どうしたって答えの出ないことを、考えてしまう。


でも私はきっと大丈夫。

心が沈んでいる時は、どうしてもダメな方向に考えを巡らせてしまうだけ。

私にはきっと、これから楽しくて明るい未来が待っている。

だから大丈夫。

寒くて日が短い冬は、どうしても気持ちが落ちてしまう。

長い冬ももうすぐ終わり、春が来る。


私は大丈夫。

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