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幸せを創り出す5つの法則Ⅰ

◎   幸せを創り出すための5つの法則

さて、幸せになるためには条件があるとこれまで書いてきたのですが、では具体的に人はどうすれば幸せになることができるのでしょうか?私が「創る」と表現しているのには理由があります。もし、今仮に不幸せだと思っている方がいたとしても、この5つの行動をとることで幸せを感じることができるようになる。つまり、「行動した結果幸せを感じる」=「新たに自分で幸せを創造した」と表現してもよいのではないか、と考えているからです。
 5つの法則は以下の通りです。
 
Ⅰ 目標(夢)を持ち、それに取り組み続ける
Ⅱ 過ぎた欲望を極力捨て去り、常に少なくする
Ⅲ 世の為人の為役に立ち続ける(利他を実践する)
Ⅳ 素直で、きれいな心を持ち続ける
Ⅴ “感謝力”を常に強くする
 
これらは、一見単純ではありますが、これら全てを実践しようとすると非常に困難を極める人、可能だけれども時間を要する人、即座に難なくできてしまう人に分かれていくと思われます。この5つについて解説していきます。
 
Ⅰ 目標(夢)を持ち、それに取り組み続ける

 皆様には、現在目指すべき目標がありますか?(目標を夢と同義でとらえ、以下目標のみで記述します)
目標というのは、“人生におけるエンジンである”と言えるようなものです。目標があれば、毎日その目標に到達するために行動をとるようになり、充実した生活を送ることができます。到達すると人は達成感が味わえますし、たとえ到達しなかったとしても目標に向かって進んでいる過程を楽しむことができ、充実感を得ることができるのです。ですから、充実感と達成感は繋がっています。目標というものは、年齢のみならず自己の内面の成長とともに必ず変化していきます。その時々の自分なりの目標があり、それに向かって行動していれば人間は充実した人生を自ら創り出せるのです。

反対に目標がなければどうでしょう?毎日の生活が空虚になってしまいます。毎日何をすれば良いのかわからない、自分がどの道にいきどこを目指すのかがわからない状態で常に迷っているような人生は苦痛そのものではないでしょうか?そういう方は、次のことを頭に置いて目標を設定してみましょう。

・どんな小さな目標でも構わないので、できるだけ身近で興味の湧くものから考える。
・今の生活で毎日必ず行っていることから考える。
・それらのうち「これならば続けられる」と思えるものから選ぶ。
作った目標については、ノートか手帳に書き出しておき、日付も記入しておきます。これは、誰に見せる必要もなく、自分に宣言するようなものだととらえてください。

例えば、前述のような目標を設定したとします。
『私は、毎日1000歩以上歩きます』〇〇〇〇年〇〇月〇〇日(車いす生活の方であれば、タイヤの回転数や毎日〇〇〇mなどの距離に置き換えることもできるでしょう)
このように一つ目標を書くと、本人が必ず毎日やるべきものが一つできたことになります。たったこれだけで、1日の中に小さな充実感が生まれてくるのです。そしてこの目標を目指して毎日生活し、1日の終わりに手帳やカレンダーなどに、毎日〇か×を記入していきます。または万歩計などを利用して、具体的な数字を毎日書いていくとより興味が出てくるでしょう。日付を書いて実行し始めてから7日間、1カ月、3カ月と経っていくにつれ、「ああ、自分はここまで続けたんだな」と継続的に小さな達成感を味わうことができるわけです。

 ただし目標を設定するうえで注意すべき点があります。次のとおりです。
・目標はあくまで自分自身のもの。他人と比較しないこと。
・過大な目標を立て、達成できないために落ち込まないこと。

例えば、学生が自分の所属する部活に関する目標を立てたとします。同じ部活にいる友人をみて「友人はあそこまでできているのに、私はできない」というように自分を責めてしまうこと。また、明らかに高すぎる目標を立てて、「なぜできないんだろう」などと、落胆してしまうことや自分を責めてしまうこと。これは目標に対する考え方をこのように変える必要があります。
『目標とは、充実感や達成感を味わい幸せな人生を送るための手段なのだ』

人は人、自分は自分の人生があり、他人と比較することは全く意味をなしません。また、自分が落ち込むために目標が存在するわけでもありません。目標は、自分が幸せな人生を送るために使える最高の武器であり、世界中の人々が誰でも使うことができる大変便利な道具なのです。

 企業では、「我社は今年〇〇を目標にします」「〇年後に〇〇を達成します」と社内の従業員や社外(取引先や株主及び取引銀行など)に宣言をする場合があります。これは、宣言をすることで従業員のモチベーションをアップする目的であったり、また社外に対して「うちは将来このような成長を目指す会社です」とアピールする目的もあるでしょう。

 これまでは、今まで目標を立てたことがない方を対象に書いてきました。次に目標を普段立てている方向けに書いていきます。目標については、大きく分けて2タイプあります。

①    フォアキャスティング型
②    バックキャスティング型
この2つを説明しますので自分がどちらに当てはまるか考えてみてください。

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