駅伝鉄 丹後へ その1
前夜宿泊した西舞鶴から京都丹後鉄道に揺られて、宮津へ着いた。丹後大学駅伝の出発地点だが、降りた人はまばら。なんとなく駅伝関係者っぽい人が混じってはいたが。
次の天橋立まで、途中駅伝のコースと並走する箇所がある。まだ7:40を過ぎた頃なので、動きは見られない。
天橋立駅は駅員がいない時間とのことで、車内で運転士に運賃を払って下車した。駅を出て、天橋立方向へ歩き始める。反対車線側には警察官が歩いている。交通規制のために現場へ向かっているのか。
関西学生対校駅伝、通称丹後大学駅伝。関西No.1を決める大会で、一時琵琶湖沿岸で開催された際に見に行こうと思ったが、行けずにいたら、丹後半島に舞台が戻り、今年は昨年からコースを変更しての開催。昨年のコースなら豊岡に前泊してスタートを見て京都丹後鉄道に乗るルートを考えていたのだが、コースが変わったので今回のルートとなった。前のルートでは、ネット配信の中継の電波が難しかったのが難点だったようだ。個人的にはその難点の七竜峠が序盤にあり、この駅伝の魅力の1つだったと思うのだが、致し方ない。東の箱根、西の丹後で売り出していきたいのなら、しっかり配信が届けられる方が良い。
まだ開店していないお土産屋を通り過ぎ、天橋立の入口となる、小天橋に着いた。橋が回転するところで、着いたときには船を通すためか、橋が水路と平行になっていた。
少し待って、歩みを進める。とりあえず、天橋立神社があるのを事前に調べていたので、そこを目指す。観光客は見られず、競技役員や補助員の学生しかいない。昨年までは最終区に天橋立を走っていて、YouTubeを見る限りあまり人がいないな、という印象だったが、今年から逆に1区となったことで、応援する人はほとんど見られなさそうだ。
天橋立神社に着いた。本殿があるだけの神社。辺りは人の姿なく、参拝のあと、このあたりで観戦することにする。
スタートは8時30分、このあたりは3キロくらいなので、10分しないくらいで来るであろう。
コースの真ん中に松の木があり、そこをどう通っていくのかな、と思っていたら、規制予告のパトカーがやってきて、右回りで過ぎて行ったが、通りにくそうだった。
そして、中継車が来たが、こちらは左回り。白バイもそれに続いて、選手も続く。
集団になっており、有力チームはこの中にいる。そして、今回招待された青山学院大学もこの中にいる。先頭を引っ張って行くのかと思ったが、ここは集団待機なのか?
まだ3キロほどだが、だいぶ集団はばらけだしているようで、後続の集団が過ぎると、単独走のチームが多くなる。
箱根駅伝のように、牽制し合うのではなく、早いペースで進んでいるのかもしれない。
全選手が通過し、最後尾車が通過したのを見届け、天橋立駅へ戻る。
来たときに比べ、少し観光客らしい姿がちらほらと見られるようになった。やはり着いた時間が早かったのだろう。
沿道の競技役員や学生補助員がカラーコーンなどを片付けている。みなさんは朝集合したのか、前泊したのだろうか。陸上の審判資格を持つ自分としては気になるところである。
駅に戻っても、列車の発車まで時間がある。とはいえ、風が冷たく外にいるのはきついので、駅の中で待つことにする。
その2へつづく