リスクマネジメント
リスクマネジメントとは、損失などの回避を目指すプロセスで、リスクを組織的に管理すること。
リスク=影響×頻度
リスクマネジメントでは、「対象と影響度」と知ることが重要。
リスクの対象はディレクターのマネジメント項目が対象となる。
「タイム」と「量的な品質」は気付きやすいが、それ以外のリスク対象は見逃すことが多いので注意が必要。
リスクの見つけ方
リスク事象:スコープがずれるなどの事象
リスク原因:事象が生じた根本原因
発生確率:事象が発生する確率
影響度:影響度の定義に基づくレベル
リスクスコア:発生確率と影響度の掛け合わせ
緊急度:リスク対応の緊急度
実行可能な対策:検討された対応策を記入
優先度:リンクスコア×緊急度で優先度を判断
定性分析
発生確率(再発の可能性)、影響度に等級を付けて管理
定量分析
リスク発生/拡大に対してコスト影響・タイム影響など数字的な影響範囲の把握のために定量分析を行う
脅威に対する戦略
回避
脅威を完全に排除するためにリスクスコアを0にする
移転
リスクの影響を責任と共に第三者に移管する
低減
リスク・スコアを受容可能な限界まで下げる
保有
事前対策をせず事象が発生したときに対処する
番外:チャンスを失うリスク
まとめ
UXが求められる案件の場合、スコープと品質にリスクが生じる可能性が高い。スコープのずれを防止するために、タッチポイントを増やすことや、様々な角度からUXを提案し、納得度を高める必要がある。