LTV(ライフタイムバリュー)
「Life Time Value」=「顧客生涯価値」
LTV=
(平均購買単価 × 購買頻度 × 継続購買期間)
– (新規顧客コスト + 顧客維持コスト)
LTVアップで得られる効果
新規顧客の獲得にかかるコストは、既存顧客維持の5倍もかかるといれている。市場では、新規顧客の獲得は難易度が高く、多くのコストがかかるため、大きな負担となる。
そこで必要となるのが、既存顧客の価値を高めるマーケティング施策、つまりLTVアップである。ビジネスを継続的に成長させるためには、新規顧客の獲得も重要ですが、見込み客が顧客(既存顧客)となった後にLTVを上げていくことがポイントとなる。
市場が成長している間は、新規顧客の獲得で利益の拡大が狙えるが、市場が成熟期に入ると、新規顧客の獲得スピードが落ちる。そのため、顧客一人一人の売上合計を増やす(LTVを上げる)施策が必要となる。
LTVアップのための5つの営業戦略
① 獲得顧客数を増やす
② 平均購買単価を上げる
③ 購買頻度を上げる
④ 顧客維持率を上げる
⑤ 顧客獲得・維持コストを下げる
まとめ
LTVアップにはCRMデータを有効活用し、高い効果を見込める戦略を立てる必要がある。過去の販売データから、顧客が「いつ」「何を」「どのくらい」購入したかを割り出し、顧客の嗜好や購入傾向を細かく確認する。その際、売れ行きの変化や一緒に売れている商品なども確認する。
そして、これらのデータをもとに、商品のニーズを予測し、販売戦略を立てる。そうすることで、顧客獲得・維持コストを下げることができる。