天国へ向かう妻へのラブレター💌　　　#23期限

　何とか退院、そして息子も帰ってきて、また平穏な、3人の生活へ…
前回小学生と、書いた息子当時まだ、年長さんでした！m(._.)m
また、抗がん剤治療再開、呼吸器科の、先生に、きいて見る？「脳にと、同時進行の、治療は、無いんですか？例えば脳の腫瘍に効く抗がん剤とか？」
「今の所、脳の腫瘍に効く抗がん剤は、ありません。」と先生。
「例えば、また脳の腫瘍が再発したとして？
また手術か、放射線で、肺の治療は、止まるんですか？」と僕。
「そうなります…まぁ今手術したばかりですし
薬も聞いてますので、数値を、減らすことを考えましょう」
僕の頭の中に「期限付きの安穏」と、頭に浮かぶ…いつ破裂してもおかしく無い、爆弾を、
２つ抱えた妻…僕に出来ること…何だろう？
精神面で支える事！
それと、生活面で、サポートしてく事！
多分、妻の心が折れたら…病気は、悪化する
そんな気が、してた。
なのでなるべくポジティブな事を言い続けた！
「大丈夫！レントゲンも、日に日に、すっきり見えてるし、マーカーの数値も、前の薬ほどじゃ無いけど、落ちて来てる！」
「倦怠感とか無い？」
「大丈夫！」
「だから、大丈夫！乗り切ろう3人で」
「うん！有難う！」
そして、息子の卒園式。
まだ妻の体も万全だった！普通に、迎える事が
出来た。
後1か月後には、小学校の入学式があった。でも数値は、緩やかに下がり続けている…
妻の体調も穏やかで、無事済ます事が出来た！
いつまでこの、平穏な日々が続くのだろう？
僕の頭の中は、それこそ“不安”しかなかった。
　　　　　　　　　　

卒園式の写真。
　　　　　　　　　　　 #24 へ続く