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Photo by
morimisato
指と手のひらを伸ばしたら
なにもしなければ、身体はどんどん縮んでいく。
ありがたいことにお休みが充実している職場で、何も予定のない休みを子どもと過ごしている。
仕事ってその場に行くだけで背筋が伸びるものだ。
その証拠に、と言わんばかりに休み中に背中が一段階丸くなった気がする。
他の人からは分からないかもしれないけど、そんな気がする。
そんなとき、背筋を伸ばすのはもちろんなのだけど、私はまず指と手のひらを伸ばす。
指を一本一本少し伸ばしながら反らして、親指以外の4本を持って、手のひらを伸ばす。
親指を持って、また違う方向に手のひらを伸ばす。
少しマッサージしてみたりもする。
手が温かくなると、肩を回したくなって、
肩を回すと背伸びをしたくなる。
そうやって、丸まった自分を伸ばしていく。
手は愛すべき部位だと思う。
丁寧に伸ばしていると、生活や仕事で手がたくさん働いているのが思い出されて、わりと大変なように思えてくる。
愛すべき”部位”っておかしいかな。
身体の部位に優劣もないのだけれど、いつも頑張ってるなあ、こんなに縮んじゃって。と思ってしまう。
自分の身体に愛着が湧くのも、自分の手を愛おしく思うのも、結構いいんじゃないかななんて思う。