繊細な心を鬼で隠す
訪問ありがとうございます。tom.4です☺︎
私は幼少期から繊細で敏感な子どもでした。
【変わってる】と言われるのが嫌で、
【普通の子】と思われるように、
周りを気にしながら生活していました。
『繊細だね。』と言われる事が多く、
幼少期の私には【繊細】という事が
とても恥ずかしく感じていました。
些細な事を気にして、いつまでも落ち込む。
人と比べて、自分が劣っているように感じる。
すぐ傷ついて、嫌な気持ちになる。
自分にとって、この繊細な性格こそが…
最大のコンプレックスでした。
些細な事は気にせず、サッパリとした
強い人になりたい…!
自分の性格を変えなくては…
自分は変わらなくてはいけない!!
こんな性格では、嫌われてしまう…。
おかしい人だ、と思われてしまう…。
そうならないように、、変わらなくちゃ!!と
小学校高学年頃より、考えるようになりました。
女の子らしいデザインが好きな所も、
可愛いアイドルに憧れている事も、
全部辞めて、隠して、違う自分になるんだ!と思い込ませました…。
繊細で、弱々しい自分が大嫌いだったので、
言葉使いを男っぽくしてみたり…。
自然体の仕草をすると、
『ブリッコ』って言われるから…
ガニ股で歩いてみたり、ガサツな態度をしたりしていました。
【繊細な心】が見つからないように…
バカにされないように…。
威張ってみたり、時には他人の悪口を言ってみたり…。
今思い返せば、最低な態度です!(笑)
『方向性間違ってるぞー!!』と言ってやりたくなりますが…。(笑)
子どもの頃の私の知恵では、こんな方法で、
繊細な心を隠すのに必死でした…。
※当時、嫌な思いや、ご迷惑をおかけしてしまった方々ごめんなさい🙇♀️
『私傷ついてないよ!強いから!』という事を周囲に知って欲しかった…。
顔つきも、どんどんキツくなり。
言葉遣いも荒くなり、自分が傷つかないように
人を傷つけていたと思います…。
人と話すのが苦手でしたが、
それも気づかれないように…
バカにされないように…
失礼な事を言っていたと思います。
【繊細の心】をトゲトゲの針で囲って、
誰にも見つからないように、
自分で自分の心を鬼にしていました。
周囲を傷つけるような、強い言葉を使って
人を傷つけてしまった事に後悔する…。
どの言葉を使っていいのか、
どうすれば繊細な心を隠せるのか、
どんな人間になれば、強く見せられるのか…。
どう生きれば…
どうしたら…
『普通の人に……なれるの…?』
トゲで覆われた心は、破壊寸前でした…。
毎日毎日、思い通りに行かなくて…
常に体調が悪く、人間関係でいつも悩んでいた…。
自分が悪いんだ。
自分がこんな性格だから…。
弱々しい心を、強くしないと…
繊細な心を隠さないと…。
自分は何がしたいのか、どうしたら良いのか、
もう…どう生きれば良いのか分からない。
苦しくて、テンパって、
当時は自分を見失っている事にも気づきませんでした。
ただただ無我夢中に辛かったという記憶です。
そんな状態のまま、大人になりました。
ずっと自分が嫌いだった…。
何もかもうまく行かず、
心はずっと闇の中にいました。
自分はどうしたいのか、
自分という人間はどんな人なのか…?
長い長い出口のないトンネルを
ずっとずっと迷っている状態でした。
こんな苦しい思いをして生きている人を救いたい、と思い
私の実体験を世に伝えたいと思いました。
がむしゃらに生きている子がいたら、
心が泣いているかもしれません…
他人が気付き、支える事は難しいと思います。
この子なりに考え、必死に生きているという事を
一瞬でも思い出してくれたら、その子にとって
何よりの救いになると思います…。
過去の自分にかける言葉があるとしたら…
責めたり、慰めたりもしません。
頑張って生きてるね。と認めてあげる事でしょうか…。
心が少し軽くなる事を願って…。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?