Note創作記事訓練 五題噺3 連続強盗犯、逮捕される
創作の訓練としてランダムで
引かれた5つの言葉を使用して
物語や架空日記を作ろうと思います。
今日のお題はこちら
私は田園風景が広がる地方の田舎街で
警察官としても30年働いている。
だが、最近、街の治安が急激に乱れている。
不良がコンビニの前にたむろし、
暴走族が昼夜関わらず走り回り、
泥棒の被害も急増している。
この間も学校の帰り道に6年生の子が
スイカ大のボールを持つ男5人に囲まれ、
かつあげされ、おこづかい2000円を捕られた
と報告があった。
学校として少しでも危険を回避する為に
集団登校と集団下校を始めた。
群れを作ることは重要だ。
そんななか、新たな強盗の手段として
バスケット強盗と言うのが出てきた。
手口は庭のある1軒屋の1人暮しを狙い、
バスケットボールを庭にわざと投げ込み、
インターホンを押し、ボールを拾いに行く、
拾ったと同時に家主にダンクシュートを決め
気絶している間に家に侵入すると言う手口
である。
このバスケット強盗が多発し、もうすでに
ダンクシュートで100得点は決めている。
トリプルスコアーだ。
私達、警察も頻発するバスケット強盗に
業を煮やし警察署内に対策室を設置した。
主な対策は下記の3つだ。
・不法バスケットボール所持者の職務質問
・野良バスケット選手の取り締まり
・闇バスケット試合の立ち入り調査
対策が功を奏したのか、不審な男5人組の
情報が対策室に上がってきた。
その男達は平日の昼間から奇声を上げながら
狂ったようにダンクシュートをしている
らしい。狂気の沙汰だ。
警察も野良バスケット選手を見逃す程
優しくない。プレッシャーをかけて
逃げ道を塞ぎ任意同行を求めた。
後日談
血の付いたバスケットボールを証拠に
一連の犯行を認めた野良バスケット選手達
だが、どうやら奪った金でインド洋の
モルディブに逃げる予定だったようだ。
犯罪に手を染めた事で、もはや人生が
1発退場なのは言うまでもないだろう。