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2 リアン 自分のベッドにバラッと投げただけに見えるのに、その数枚のカードは上手く扇型…
3 アイリス アイリスは意地悪な質問だったかなと思い、ボサボサに見えないようにと、硬い…
4 アイリスの過去① そういう習慣なのだろう。同室の友人は、起きてさえいれば、いつも自分…
5 アイリスの過去② 「ああそうだ」 不意に思い付いたように、フィンリーが言った。 …
6 ソーヤとライマ① また来たな。 主人の背後に従者として立つライマは、ドアを開けて…
8 店の外の出来事② 大学は街中にあり大学寮はその大学の敷地内にあるので、商業施設や飲…
7 店の外の出来事① 特に良い話は聞けなかったな。 思いながら店を出て通りを歩いていたアイリスは、背中に視線を感じた。 振り向くが、夜中なのもあり、まばらな人通りにこちらを見ているような人物もいない。 気持ち悪い。念のためにまこう。 寮までつけられて、リアンを巻き込むわけにはいかない。 アイリスは、歩みを止めず同じペースで進みながら、人影に隠れるように動いた一瞬、向かっていた道の一本前の横道に入った。 まかれた! ほんの数秒、歩行者と姿が重なった瞬間目の前青年は消