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ダーツのこと
大学時代にはまったことの一つが「ダーツ」
ちょっと背伸びをしたい20歳の自分が先輩に連れられて立ち寄ったショットバー。
そのお店のマスターから勧められたダーツ。
これが楽しかった。
ダーツボードは円が細いピザのような形に区切られており、1~20点のゾーンが配置されている。そのピザ型の中にも区切りがあり、一番外側の二重円はそのゾーンの得点の2倍(ダブル)、内側の二重円は3倍(トリプル)の得点をもらえる。センターの円はブルと言って、50点だ(セパレートだと内側が50点、外側は25点)。
真ん中が一番高得点そうだが、一番は20点のトリプル、つまり60点だ。
直径40センチ弱のこのボードの中で、いろんなドラマが繰り広げられるのだ。
基本的にはプレイヤーが交互に3投ずつ投げる。
シングル対戦とダブル対戦がある。
ゲーム内容としては、得点を増やしていくタイプ(カウントアップ)、減らしてゼロにするタイプ(ゼロワン)、陣取り合戦(クリケット)が主流だ。
お酒を飲みながら楽しむことができるし、老若男女問わず矢を投げることさえできれば誰でもプレーできるのが素晴らしい。
それでいて極めるとなるとかなり技と努力が必要で奥深いのが面白い。
そして、ダーツは紳士のスポーツ。対戦相手をリスペクトし、相手のナイススローには称賛の言葉をかける。けなしたり、邪魔をするなんてとんでもない。切磋琢磨していくスポーツだ。
特に盛り上がるゲームがゼロワンとクリケット。
まず、ゼロワン。
301、501、701など決められた得点からスタート。
とにかく先にちょうどゼロにすれば勝ちなのだ。
最初はひたすら高得点を狙い減らす。そして180点を下回ったころから上がりのイメージをし始める。
180点残しから、20のトリプルに3本入れて上がり、あるいは150点残しで、ブルに3本入れて上がり、なんてのはダーツやる人にとって夢の上がり方だ。それぞれ得意なゾーンがあるので、プレーヤーによってそのアレンジは様々。
僕は60点を切るまではひたすら20トリプルを狙う。20を切るまではダブルやトリプルで上がりを狙う。例えば32残が残った場合、16ダブルを狙い入れば上がり。外れて16シングルに入ってももう一本16シングルに入れればよし。すぐ上の8ダブルに入ればちょっとカッコよく上がることができる。
もちろん上がることが大事なのだが、かっこよく上がることも狙うべき一つの要素なのだ。3投で100点以上取って上がることができれば最高の称賛をもらえる。
一方、クリケットは狙う力を要求される。
クリケットに使う陣地は、ブル、15~20点のみ。
同じ得点ゾーンのシングルに3本矢が刺さるとそのゾーンは自分のゾーン(オープン)になる。ダブルだと2本分、トリプルだと3本分になる。オープンになったゾーンに以後矢を刺すとその分が得点として加算される。相手がそのゾーンに3本刺し返した場合はクローズとなり、以後そのゾーンでの加算は両チームともなくなる。
以後各ゾーンで取り合いを行い、最終的にブル、15~20点がクローズになる、もしくは規定ゲーム数を経過したときに、より高い得点を維持している方が勝ちとなる。
どのゾーンから攻めるのかという戦略と、狙ったところを仕留める正確性が勝利のカギとなる。
とにかく、面白い。
そして、わずか2.5メートルほど先のボードに矢を刺すことが、想像以上に難しいのだ。
とにかくやってみたら楽しさがわかります😁
我が町宇多津にもダーツを投げることのできるお店がある。
Darts Bar HEARTH
〒769-0210 綾歌郡宇多津町1682-47
おいしいお酒を飲みながら、初めて会った人とも楽しくダーツすることができます。初めての人もマスターが優しく教えてくれますよ。