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【富田 駿】 2021/4/10 袖ヶ浦チャレンジ2021 (100km)31位

目標

過去のエンデューロは中切れや逃げを追いかけたり、登りやコーナーの立ち上がりで必要以上に踏んでしまったりと不必要に脚を使ってしまってい後半苦しんだ。
今回は、
・集団で脚を残す走り方を学ぶ
・先頭集団に残る
この2つを目標にした。

レース内容

タイヤの空気圧をまこっち先生に事前に聞いておく。サーキットはやっぱり少し違った。
スタート位置は集団の前方。他のチームメイトの遠藤さんと秋葉さんの位置を参考になるべく近くを走る。
遠藤さんの後ろに着くことができたのでしばらく近くを走っていた。

100kmのカテゴリは出走者が250人と多い。その分落車のリスクも上がるので前の方で走りなさいとチーム員が言っていた。
なるべく前の方に出たいが50番手くらいの位置。もう少し前に行きたいが遠藤さんはゆっくり同じペースで走っている。
「どこで上げるのだろう、それともこれくらいの位置でいいんだろうか」
と後ろで走り方を見ていた。

集団がホームストレートの向かい風で縦にぎゅっと縮む。そしてその後の短い登りでさらに縦に縮む瞬間があった。
その瞬間に遠藤さんがほとんど先頭まですっと出る。
時間にしたら踏んだ時間はすごく短いし、かつ大きなパワーが必要なわけでもなかった。こんなに楽に前に出られるのかと驚く。
この時は「このコースはここで番手上げるのがいいんだな」と勘違いしていたけれど、集団が縦に縮んだタイミングで前に出るのが良いのかなと後で思う。

そのまま遠藤さんの後ろにずっと着いて学びたかったけれど、集団内で位置をキープするのが難しくだんだん後ろに下がってしまう。30〜40番手くらいになったらさっきの真似をして番手を上げて、また下がってしまってを繰り返していた。
遠藤さんや秋葉さんはほとんど同じ位置を保てていた。
中切れはなるべく目の前での落車が起こった時以外は自分で追わずに、誰かが行くのをワンテンポ待った。このワンテンポで大概誰かが埋めようと追いかけてくれるんだなと知る。アタックもほぼなかったからみんな脚に余裕があったからかもしれない。

今回のレースは招待選手がほとんどずっと前を引いていて、
ペースもほぼ一定。上げ下げがなかった。
楽は楽だけど、それはみんな同じ。
集団は最後まで減ることがなく、50人以上の大集団だった。
ラスト20km超えてからは集団内で落車があったり、急ブレーキがあったりと落ち着かない雰囲気で少し怖い。
残り10kmほどのタイミングで遠藤さんの真後ろに着くことができた。
そのまま後ろについて走る。

ラスト1周。どんなふうにここから走るのだろうと後ろから見ていた。
50番手くらいのかなり後方からタイミングを見てポイントポイントで番手を上げる。20〜30番手の間くらいにきた。
こんな局面でこんなにスムーズに番手を上げられるのはすごいと心から思う。
ただホームストレート前のコーナーくらいで踏みやめていた。
ちょうどゴールするタイミングで重なりそうな大きな別の大集団がいたからか、
それとも先頭集団50人でのスプリントはリスクが高いと判断したんだろうか。
そのまま流れるようにゴールへ。結果は31位だった。

反省点・学んだこと

・集団からの前に出るタイミングは縦に縮んだタイミングが楽だということ。

・遠藤さんは周りが一生懸命登り返しを踏んでいる中、一人楽そうに走っていた。
後ろについている間は明らかに平均パワーが低い。後でどういうふうに意識して走っていたかうかがった。
走り方だけでここまで差が出るのは驚いた。ここのコースでの走り方というよりもどの場所でも共通した脚を残すスキルがあるんだろうと思う。いろんなレースに出て、教わったことを試したい。

・立ち上がりを踏みすぎないように一度アドバイスをもらった。たしかに5,600wでガシガシと踏んで後で詰まっている場所でブレーキみたいな無駄があった。

・自分の位置を保てずに徐々に後ろに下がってしまう。気づかない内に譲ってしまってだんだん下がっている気がした。肩が当たるくらいは怖くないけれど、それでも無意識に怖がっているのかもしれない。まっすぐ走る意識で集団の内側でも位置を保てるように。常に前に行く意識が必要?今度は意識を変えてみる。

・今回は前に出てもせいぜい10番手くらい。もう少し前で走れるようになりたい。まずは先頭に残ること、でも勝負するにはもっと前にいないといけない。

走る度に勉強になって、今の環境がすごくありがたい。
チーム員に感謝です。
先頭集団にまず残ることが目標だったが、招待選手がずっと引くこのレースは比較的残りやすいレースだった。今度は富士チャレで最後まで着いていけるように頑張ります。


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