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【富田駿】2022.4.2 袖ヶ浦チャレンジ2022 200kmソロ男子 9位

【目的と準備】

以前チーム員のまこっちさんに「200kmや4時間のレースを経験した方がいい」とアドバイスいただいたのが心に残っていて200kmにエントリー。フィジカル的に今の自分では厳しいと思っていたが、このレース時間や距離だからこそ学べることがあると思う。今の自分のフィジカルでなるべく集団に残ることを目標にした。

長い時間のレースになるので補給は少し多めに持った。750mlのボトルにポカリとパラチノース50mgを2本。後はフラスコにジェル750kcal分(糖質多めのもの300kcal×2、カフェインとミネラル多めのもの1つ)。足りないよりは多めにと思ったが結果ほぼ摂りきった。

タイヤはアジリスト28cクリンチャー。空気圧をまこっちさんに確認するとgp5000のチューブレスで普段より0.5bar高めと。真似して0.5bar高めにしてみる。F5.9bar、R6.1bar。ホイールもタイヤも条件違うけれど、自分の感覚では良かったと思った。試走では下りの途中で一部ウェットな場所あったけれど基本ドライな路面で問題なし。

気温が低く朝の予報でスタート時間が5℃前後で最高が14℃。スタート時は長袖の冬用でちょうど良いくらい寒かったけれど、我慢してセパレートの半袖ジャージでアームウォーマー、レッグウォーマーで走る。寒い中だと膝の中が軋む感じがあるのでアップオイルを塗って準備。

アップは試走で軽く足を回す。10分くらいかけて2周。袖ヶ浦は基本コースが簡単だけど、下りのコーナーと終盤のコーナーだけ確認しておいた。

チームからは同じカテゴリにまこっちさん、100周にもやっしーさん、100kmにニッシーさんとみずえさんとYOPI。

【レース内容】

レースは100kmカテゴリより先に他のカテゴリ(160km,200km,100周)がスタート。先頭近くに並んで最初から前にいた。スタートからしばらくは招待選手が先頭でペースもそれほど上がらずに進む。
フィジカルが他の選手と比べて足りない分、なるべく脚を使わないように走ろうと考えていた。

チームの練習で指摘された、コーナーの荷重や姿勢と前走車との距離を空けすぎないことを特に意識して走った。また逆にそれができていない人の後ろに着くと辛いと感じたのでなるべく自分が信じられる人の後ろを走るようにした。

序盤はとにかくまこっちさんの後ろに着き、他の人が脇から入ろうとしても譲らないで着いていく。チームジャージだからか無理に入ろうとする人もいなかった。途中まこっちさんが下がってからも、もやっしーさんや練習を一緒にさせてもらったことのあるワンガンの選手の後ろを走った。

そのうちに招待選手、イナーメのアラタキさん、ワンガンのイシバシさん、自分の順番になりその位置をキープした。前に数人しかいないので、風の影響は受けるけれど、下りコーナーからの登りやコーナーの立ち上がりが楽になった。前にまこっちさんが同じ位置を保っていたのを見て真似してみたが集団後方と前ではこんなに違うのかと感じた。

最初は招待選手が前を引いてくれていたが1人ずついなくなり途中で誰もいなくなってしまった。前を引けるほど脚はないのでそのまますぐに後ろに下がる。

途中100kmの集団に追いついてしまいそうになり、まこっちさん、雑賀さんが声かけして集団のペースを落とす。100kmがレースを終えてから少しして160kmカテゴリの選手が前方に固まる。そのまま数人がアタックして行ってしまった。集団後方の選手にまこっちさんと雑賀さんが「160km5人くらい逃げてるよー」と教えていた。レースを走るようになって、集団内でリスペクトされる選手がいると感じるようになった。こういう行動がそれに繋がるのだと思う。いつか自分もこういう行動が取れるような人になりたい。

その後数周は160kmの選手が逃げを追いかけようとしてペース上がったり、緩んだりを繰り返して安定しない。100周のカテゴリの人は嫌だろうなと思ったが、それは着いていくのが精一杯な自分も同じ。この間の10周くらいで位置を前後させてしまい、苦しい場面があった。

160kmのレースが終わりペースアップ。もしかしたら少し落ち着くかもと思っていたけどやっぱり200kmに出る人はみんな強い。この時点で脚に来ている感じがあったのでボトルや補給食を摂り切る。160kmで集団の後方にいた選手が逃げが起こっていることに気づかずに取り残されていたのを見ていたので、少し無理して前方へ上がった。人数も少なかったので先頭まで上がることができたけど、この辺の動き方は雑だったと思う。ここまでくれば最後まで行けるかもしれないと思って数周で脚が攣ってしまった。手を挙げてから横にずれて集団の脇へ。攣ってもまた走れる時があるので前方から後方へ下がりながら様子を見るが、そのタイミングでグッとペースアップ。着いていけずにあと10周くらいのところで切れてしまった。

残りはほとんど一人旅。千切れてから2-3周は本当に踏めなかった。その後少し踏めるようになってきたかなと思ったが150wしか出ておらずガックリ。何とか出来るだけの力で最後まで走った。

結果は8分42秒遅れで14人中の9位。そしてまこっちさんが優勝。まこっちさんが勝つところを目の前で見たかったと思うと同時に、自分もチームとして貢献できるようになりたいと思った。

【反省】

袖ヶ浦が簡単なこともあるけれどコーナーはほとんどの選手から離されずに走ることができた。唯一何度も離されたのはまこっちさん。ただ荷重のかけ方と姿勢を目の前で真似しながら走っているうちに少しコツを掴んだ気がする。
集団内で位置を上げるときに内側から上がれるようになってきたことと、位置を保てるようになってきたのが良かったところだと思う。ただ雑になってしまうところもあるし、スピードが出る場所で車間を空けて脚を使ってしまう場面があったので改善しないといけない。
補給はちゃんと摂ることができたと思うが、それでも脚を攣るのは
①フィジカル面の弱さ(身体の使い方も含めて)
②走りの技術不足
の2点に問題があると思うのでどちらも改善できるよう今後も練習を頑張っていきたい。

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