【写真を綴る】#08 フィルム選び ⑤ULTRAMAX400
フィルム撮り比べ。今回はKodakのULTRAMAX400。結論からいえば、お値段の割に鮮やかに写るフィルムだと感じた。
この日は雨で、光量もやや少なめでちょうどよかったせいもあるが、彩度コントラストしっかり、という感じで鮮やか。
こちらは室内から雨天や外に向かって。室内のシャドウはLightroomで少し持ち上げている。
やや暗い場所だとよりはっきりくっきりがちょうどいい。葉の緑と光の反射がしっかり捉えられている。Zeissのレンズと相性がいいかもしれない。
晴天でも鮮やかに写るのだが、黄味がかっており、彩度が目立ってしまいやや不自然な感じがする。晴天時はPortraやfujifilmのフィルムの方があっさりとしていて、個人的には好きな色が出る。
光量が増えると黄色が目立ってくるのか、逆光になると途端にレトロな感じを受ける。上の写真は、summicron 1st.のせいもあるけれど。下の写真は現行のzeiss biogonだから、やっぱりこのフィルムの味なのだろう。
水の濡れ具合、金属のサビ、アスファルトの感じ。いい感じ(自画自賛)。
スタバでのケースはレトロな感じに。これもsummicron 1st.で、この組み合わせはレトロモダンというかそういう写りでとても好き。
さて、まとめ。
・彩度しっかり
・コントラストしっかり
・黄色みがつよい
・ノイズはそこまで気にならない(晴天時少し気になる
ので、
・オールドレンズとあわせてレトロモダンに
・現代レンズとあわせて鮮やかに
というのはいかがだろうか。
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さて、カラーネガも有名どころは一巡してきたので、そろそろモノクロネガへ、、、
あまり過度な期待をしてもしょうがないので、日々撮り続けていくのだろうな、と思う。
photo : tomohiro sato