【読書日記】12月/2022
もう1月の中旬だなんて。
アッという間に年末年始は過ぎ去っていったとさ。
センスがないと思っている人のための読むデザイン
自分は絵が描けないためデザインの幅が狭まっていたが、それを広げてくれそうなアイデアがたくさんあった。デザイン経験がない人はもちろん、経験がある人もどちらでも勉強になる部分があってわかりやすい。やるべきこともきっちり順序立てて書いてあり、実践しやすい。おかげで毎日、何かしらの絵を描くミッションは今のところ続いている。
火車
ボリューミーな一冊だが、真相にジリジリと迫っていく様子は絶えず緊張感があり、飽きる瞬間がなかった。予想もしてなかった方向へどんどん話が進んでいくので、終始驚かされた。本当に現実にあり得そうなのに、誰も考えつかないような突飛な展開が面白かった。
夜市
雰囲気がとても良かった。鳥肌が立つような恐怖ではなく、どこか懐かしさを感じる怖さ。
同時に収録されている「風の古道」では、こどもの頃の冒険心を思い出させてくれた。
読みやすいので読書慣れしていない方にもおすすめできる。
昨年はホラーやミステリーを読むことが多かった。昔はホラーが苦手だったのに今ではすっかりハマってしまった。
そこでホラーとミステリーに共通しているのは何だろうと考えたが、それは得体の知れないものへの恐怖だと思う。説明できない「分からなさ」が怖いし、面白い。ミステリーでは最後に謎を解き明かしてくれるのでスッキリするけれど、ホラーでは謎は謎のままなことも多い。それだからホラーは怖いんだよなあ。すっきり終わらない気持ち悪さがホラーとして本領を発揮するのだなあ、と改めて実感した。
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