ポケモンWCS2023スタッフ稼働レポ
横浜で開催された「ポケモンWCS2023」にスタッフとして参加してきました。その旅行記と稼働レポになります。まずは一言。
ポケモンWCS2023、最高に楽しかった!
例年の本会場(展示ホール)だけでなく、会議センターにて同時開催のアクティビティゾーン、また横浜市のバックアップで開催された他のイベント含めて、過去最大級のWCSでした。
そんな素敵な大会にスタッフとして関わり、微力ながらお手伝い出来たことは良い体験でした。今の気持ちや体験を言葉にするのは、とても難しいのですが何とか整理してみようとキーボードに向かっています。
1.準備編
遡ること数週間前。
WCSスタッフ募集への応募は、とても迷っていました。悩んだ理由は語学力で、語学堪能な方々(ジャッジの方々は皆優秀!)と比べると足手まといになるのでは?と引け目を感じていました。それを妻に話すと、
「不安だろうけど、応募しなかったら後悔するんでしょ?一生に一度かもしれないから挑戦しなよ。」
と背中を押され、覚悟を決めて応募しました。今となっては、妻に感謝です。また、同じように背中を押してくれたT夫妻もとても感謝しています。
応募から数日後に合格メールを受け取った時、驚きのあまりスマホを落としそうになりましたw
担当は、ポケモンGOのサイドイベント部門。
馴染みのあるカード部門ではないですが、ポケモンGOも遊んでるので業務内容に興味津々でした。
稼働が決まってからは、時間を見つけて英語の勉強。スマホに学習アプリを4個もいれて、通勤や夕食後の時間を費やしました。
毎日の学習感覚は、「やれば伸びる」でなく「足りないことを自覚する」という感じで、直前の数日間は考えるだけで吐きそうなぐらいプレッシャーを感じてました。
2.大会前々日〜前日
そして迎えた8月9日、移動日。
名古屋から新幹線に乗って、開催地となる横浜へお昼過ぎに到着。
この日の業務は、大会期間中に使用するスタッフパスの受取りでした。
パスの受取り後、宿泊先への道が分からなくなった海外の方数名を発見。話しかけてみると、僕の宿泊先と近いので、道案内をすることに。
一緒に歩きながら、出身地を聞いたり、お互い明日から頑張ろうねと軽く雑談。
英語に早く耳慣れしたく話しかけましたが、これが翌日につながるとは、、、。
翌日8月10日は、前日ミーティング。
大会を通じての注意事項・チーム分け・会場下見など。僕のチームは、リーダーのマイケル、サブリーダーのメアリー(以上US)、ダグラス(BR)、イトダ(日)、僕の5名です。※全員仮名
顔合わせでビックリ!サブリーダーのメアリーは、昨日道案内した一員の一人でスグ打ち解けました。また、ダグラスは少し日本語が話せるストリーマーで気さくな人柄。リーダーのマイケルには誠実な印象を受けました。軽く自己紹介をしながら業務の説明を受けて、前日ミーティングを終えます。
3時間程度のミーティングを終えて宿泊先に戻ります。
近づく本番に緊張がピークに達して、なかなか寝付けず。眠りについたのは午前2時過ぎでした。
3.大会当日
8月11日、とうとうDAY1が開催します。
初めの業務は、会場に入場する選手達を盛大な拍手で受け入れるウェルカムセレモニー。
選手側としてWCSに参加した時、この歓迎で迎えられてとても感動した思いが蘇ります。今回は逆の立場、選手へのリスペクトを込めて、拍手とハイタッチで迎えいれました。
ウェルカムセレモニーを終えて、サイドイベントの準備を終えるとメアリーから、
「トム(大会中のあだ名)、オープニングセレモニー観ておいで!」
と嬉しい気遣いを受けることに。ステージ近くへ移動して、6年ぶりのリアル石原社長を見て感動。
さて、いよいよ10時になり、サイドイベントが開始されます。
僕が担当するサイドイベント「スカベンジャーハント」は、ポケモンGoを使ったゲーム。指定されたミッションをこなし、こなした数に応じて景品が貰える形式です。参加費5ドル・有効期間が3日間、とカジュアルな設定のため、かなり多くの方に参加頂けました。
ちなみに、イベント受付場所が会場入り口に近い場所だったので、稼働してる僕の姿を多くの方から目撃されました。
いざ、受付を始めると中々の盛況で、開始2時間くらい参加受付の列が絶えることがありません。参加する人は、日本の方は勿論海外の方も参加されますので、ゲームのルール説明も「日本語・英語・英語・日本語」みたいに言語がコロコロと変わり知恵熱が出そうでした。
このサイドイベントの受付は、OpenTableというレストランの予約サイト(アプリ)を流用して予約&決済するシステムなのですが、ちょっと上手く行かず。参加者の方に手間取らせるシーンが幾つかありましたね。
正午近く、昼食を済ませます。海外スタッフが多いため、ベジタリアンやブィーガンの方へ配慮したメニューになってました。
午後になると、今度はミッションをクリアした方へ景品を進呈する業務が始まります。この辺りから(新規受付+景品交換)×日本語と英語の切り替え、で4種類のタスクを使い分けるモード。テンポよくこなそうと試みるも、日本人相手に英語で話しかけるプレミスが出始めますw
とにかく喋りっぱなしなので、喉を心配してくれたマイケルが飲み物を持ってきてくれて潤すようにフォローしてくれました。ボス(みんなこう呼んでた)、優しい。
夕方になり早めの夕食。アドレナリンが出てると空腹が分かりづらくなります。キチンと食事をとるのは、普段のチャンピオンズリーグでも気をつけてること。この辺りは、普段の経験が活きてますね。
そんなこんなで、大きなミスもなく初日が終了。
一生分の英語を一日で話した気分でした。(あと2回も転生しますw)
帰りに薬局へ寄って、喉の薬と喉飴を購入し明日へ備えます。今回の長期稼働を支えてくれたヒーリングアイテム3選。
・化粧水:会場の乾燥に負けない
・湿布:肩と腰の疲れに
・のど薬:たくさん話す業務に最適
4.大会二日目
集合時間より少し早めに到着して、PCセッティングや景品陳列などの朝の準備をすることからスタート。英語に自信の無い僕に出来ることはコレくらいなので率先して準備してました。
初日で要領を掴んだので、二日目はリラックスして稼働出来て少し手応えを感じてました。
チャンピオンズリーグの稼働経験からチームでの行動やコミュニケーション、休憩の大切さ、参加者への接し方などイベント運営の基本が身についていたことが大変役に立ちました。
ところが、ここでハプニング。一緒に稼働してたイトダさんが体調を崩してリタイアとなります。
トムリンの明日は、ど〜なるの?
5.最終日
早めに出社、いや会場到着。5日連続で通うと気分はオフィスに向かう気分で、チームメンバーに「It's my office.」と言って笑わしてました。
公式のイベントスケジュールが間違ってて(日曜開催無し)になっていたせいか、参加者の出足は低調という感じ。それでも、昼ぐらいには長蛇の列が出来て、用意した景品がどんどんと無くなっていきます。
午前中は、日本人スタッフが僕だけのワンオペ状態なので大忙し。途中から別の日本人スタッフがフォローに来てくれて、なんとか予定通りの2時に閉店。
メンバーと写真を撮りあったり、お互いを労ったりしてチームは解散です。
全体としては早上がりなので、他のイベントを見学して時間を潰して閉会式を観覧。来年はハワイ開催、ふむ。
6.最後に
この大会にスタッフとして関わって、色んなことを感じたのですが冒頭に書いた通り、文字にするのが本当に難しい。読み直しても2〜3割ぐらいしか書けてない気がするけどどうしようもないですね。
さて。
ポケモンカードを始めたのが2009年。家族4人共通の趣味として、仲良く遊び始めました。
WCSに初参加したのが2013年。ここから数年間、競技志向でガッツリ走りました。
このWCSを含めポケモンカードを通じて貴重な経験をしました。そんな貴重な体験を与えてくれたポケモンカードに恩返ししたい気持ちからジャッジ資格を取得したのが2016年。
そして、2023年にWCSにスタッフ稼働。世界中の方々のポケモン愛を間近で感じる機会を得ました。
約14年間、自分なりによくやったな〜、って感じてます。今回のWCSスタッフ稼働を区切りにして、ポケモンカードとの付き合い方を変えようと考えてます。具体的なことは決まってないけど、カードに触れる機会は減ると思います。やめはしないので、用がある時は気軽に呼んで下さいね。
では、ノシ