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【ドラム】私的ドラムメンテナンス解体書(3)ハードウェア編

とりあえず最終回、ハードウェア編。
これを最後にしたのは一番適当で大丈夫だからです。最悪やらなくても機能が失われるわけではない、見た目の問題だ。

ちなみにキックペダルとハイハットスタンドの可動部についてはここで触れない。
素人が触ったらまずいものがあるので、基本はエアダスターと乾拭きで。キシキシ鳴き始めたりしたら楽器屋にGOするべし。下手な素人が鳴いているパーツをバラしてクレ556なんか刺したら一撃で故障する。

ということを念頭に本題のハードウェアについてだが、スネアスタンドだろうがハイハットスタンドだろうがシンバルスタンドだろうが、大まかに考えればメッキがしてある鉄パイプだ。

ぶっちゃけデイリーメンテは以前紹介したミュージックノマドのドラムディティーラーをクロスに数プッシュして拭き上げすれば十分だが、それだけだとこの話、ここで終わってしまうので、圧倒的にきれいになる年一回程度のお手入れも紹介しておく。
この方法が良いかどうかは正直自己責任にはなるが、とりあえず自分が実践していて錆びた壊れたは無いのでそのまま書こうと思う。

使っているものはこちら。

管楽器をお手入れするブラスソープ。
希釈量は動画をみてもろて。てか希釈するんだこれ。

僕はブラスソープを柔らかいスポンジに数滴たらして水で濡らして泡モコにした状態でががっと磨く。この際、ゴム脚は外しておこう。あとは水で流してタオルで拭いて終わり。
キッチンシンクでやると貴方のご家庭の料理長に怒られるかと思うので、風呂場か水栓が付いたバルコニー、持ち家の駐車場などでやるといいだろう。
結局、管楽器もメッキをした金属であるのでシンバルスタンドと同類っしょという発想から使っている。
今のところ全く問題なし。めちゃくちゃ綺麗になる。洗剤洗いはたまにやってあげるといいかなと。

そのあと仕上げはこちら。

ギターの指板潤滑剤でお馴染みのアレです。
え???と思われるが、これが案外使い勝手イイ。
クロスにスプレーして拭くだけと扱いも手軽だ。

フィンガーイーズはギターの弦滑りを良くするという認知が一般的だが、シリコンコーティングによる潤滑効果なので、副次効果として弦サビ防止にも有効だ。
このギターの弦もとどのつまりはメッキした金属である。だからシンバルスタンドにも有効という論法だ。

フィンガーイーズのいいところは触り心地で表面への残り具合がわかりやすいところだ。
表面がスベスベしなくなったなと思ったらまたクロスにスプレーして拭きあげれば良い。
こちらは乾拭きのタイミングなどで随時やってあげると良いだろう。

あとはシンバルスリーブが摩耗したら交換しましょうとか、フェルトがへたってきたら交換しましょうとか、そういう当たり前の点検をしてあげればかなり長く美しい外観が保つ。

スタンド類がピカピカだとステージ照明の反射具合も明瞭になり、ドラムセットの見え方が違ってくるだろう。適当でいいがこだわっておいて損はないわよ。

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