DIY減圧蒸留装置、進化の歴史 その1
真空蒸留によって蒸留された水に関心を持ったのが昨年の8月終わり。
真空蒸留水(植物細胞水)のフォノグラムの音響対称性の高さに驚きました。
それ以来、「自分でどうしても植物細胞水を蒸留してみたい!」と夢中になって追いかけて早半年が経とうとしています。
先日、念願の花弁の細胞水を取り出すことに成功しました。
真空減圧蒸留器をDIYし、改良を重ねながらこれだけの量を2日で採取することに成功しました。
減圧して沸点を50度以下にすることで、花の香がフレッシュなままです。
むしろ、もとの花弁よりも香が濃縮され、とても良い香りです。
しかも音響対称性が高い!
普通の水蒸気蒸留では、植物を煮詰めることで変性してしまい、
香も色もはっきり言ってあまりよくありません。
なによりも音響対称性がそれほど高く無いです。
いわゆるハーブウオーターというものです。
真空減圧蒸留によって出来上がる植物細胞水や減圧蒸留水はそれらのハーブウオーターとは全く異なります。
何よりも音響対称性が高い*ところのその特徴があります。
今回の記事は、半年間のDIY真空減圧蒸留器の進化の歴史を画像で振り返ってみたいと思います。まずは最新式のバージョンが以下の×6です。
もちろんまだまだ進化していきます。
それでは今までの半年間を振り返っていきましょう。
まずは細胞水との出会い。
昨年8月末にフォノグラムの北海道講演の時、篠原さん*に出会いました。
植物細胞水のフォノグラムを観たとき、「これは液体の12KEN*だ!と思いました。
まだ、この時は自分で真空蒸留器を作ろうとは思っていませんでした。
一番安いので100万くらいかかり、洗浄機など合わせるともっとかかり
さらに場所もいるという事で、今の私には無理だと諦めていました。
が、蒸留して~!!!!!蒸留の意味すら分からん??
蒸留ってなんだ~~??
真空蒸留はいつしか私のあこがれになっていました。
ひと月ほど、蒸留やハーブウオーター、真空についての理解を本などで深める期間が続きます。
11月になると、真空減圧装置のスケッチをノートに取っていました。
このころ、まだ真空ポンプをどこに取り付けていいかわからない状況でした。
ちょうど同じころ、ハリオの蒸留器が届きました。
初めての蒸留に胸が躍りました!
ハリオは70度くらいで蒸発しているので、出来上がった蒸留水の
音響対称性もまずまず高いです。
もっと大量に作りたいと思うのが人情です。
という事で、この辺から水蒸気蒸留水気をDIYし始めています。
圧力鍋を改良して作りました。
この冷却装置もバージョン3くらいまで作りました。
使っているといろいろと改善点が見えてきます。
しかし、この水蒸気蒸留は、量はすぐにできるけど、質が良くないことに気が付きました。
音響対称性が低くなってしまうのです。
なぜこのようなことが起きるのか?
後の記事で明らかにしていこうと思います。
やはり真空蒸留しかない!
と思い始め、真剣な開発に取り掛かるのもこのころからです。
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