ぼくがFF11(MMORPG)から学んだこと。
こんにちは。Tomoyuki(@tomoyuki65)です。
みなさん、MMORPGというゲームをプレイしたことはありますか?
MMORPGとは、マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲームの略で、「大規模多人数同時参加型オンラインRPG」などと訳されます。
つまり、オンラインゲームの一種で、同じプレイヤー同士で交流したり、一緒に冒険したりできるゲームです。
私がそんなオンラインゲームを初めてプレイしたのが、2002年に発売された『ファイナルファンタジーXI』でした。(略してFF11)
このゲームはその名の通り、ファイナルファンタジーシリーズのナンバリングタイトルの一つです。
PlayStation 2でプレイできたことから、その当時はまだ一般的に普及していないオンラインゲームを流行らせたゲームでもあります。
そんなFF11ですが、当時中学生だった私はこのゲームにドハマリ。その結果、2010年の大学卒業ぐらいまで熱中していました。(就職活動を機にプレイ時間が激減し、自然とやらなくなりました。)
私はそんなFF11で様々な経験をし、いくつかの学びを得ることができました。
今回はその中のいくつかをお伝えしたいと思います。
【自己責任】
それはある日、私がフレンドと一緒にある狩場に向かう最中のことです。
私はフレンドに「狩場までついていくね。」と言い、フレンドが向かう先についていったんです。
その途中でフレンドは言いました。
「あ、道まちがえた。」
それに対し、私は冗談混じりにこう言いました。
「ちょっと、こんなとこで間違えないでよーw」
そしてそのフレンドは私にこう言ったんです。
「(信じて)騙される方が悪い。」
それは一瞬の出来事でしたが、私にとってはちょっと印象に残りました。まあ確かにそうだよなと納得してしまったんです。
人を「信じる」or「信じない」は人それぞれだと思いますが、信じて騙されたとしてもそれは自分にも責任があるんですよね。
これはつまり、どんな選択肢を取るのも人それぞれ自由ですが、自分で選択した結果には『自己責任』が伴うということです。
安易に人を信じるなとは言いませんが、何事にも選択には『覚悟』が必要なんですよ。
【誘われるということ】
私は基本的に一人でゲームをプレイすることが多かったので、その日もいつものように一人でレベル上げなどをしていました。
そんな時にたまたま同じLS(Linkshellと言い、ゲーム内でグループを組んでチャットができる仕組みのこと)メンバーから、今日一緒に遊ばないかと誘われたんです。
誘われたのは嬉しかったんですが、その時ちょうど自分としては一人でやりたいことがあったので、結局その誘いは断ってしまいました。
その後、その誘ってくれた人とは遊ぶことがありませんでした。
そしてある時、私は思ったんです。「あの時一緒に遊んでいれば、あの人ともっと仲良くなれていたかもなぁ。」と。
私は少しだけ罪悪感というか、せっかく誘ってくれたのに断ってしまってなんだか悪かったなと思い、ちょっと反省したんです。
私から人を誘うのも得意じゃなかったので、なおさら『誘ってくれるのってありがたいこと』だと気付きました。
それ以降、私は同じ間違いはしたくなかったので、人の誘いはできるだけ断らないようにしています。
そういった経験のおかげもあり、社会に出てからは先輩から可愛がられたりと、人間関係を築くのに役立ちましたよ。
今は自分の時間を大事にして、人の誘いを断る人って増えていると思うんです。
無駄な時間を過ごさないのは確かに大事なことなんですが、せめて『誘ってくれた人に対する感謝(私を誘ってくれてありがとうという気持ち)』は持っておいた方がいいですよ。
【リーダーは得をする】
FF11はその当時、プレイヤー同士でパーティを組まないと何も楽しめないようなゲームシステムだったんです。(現在もサービスが続いて、今は改善されています。)
そしてそんなパーティーを組むには、1パーティーで6人のメンバーを集める必要がありました。
特にレベル上げをする際には、適切なパーティ構成があり、とにかくこの人集めがとても大変なゲームだったんです。(パーティーを組むまでに1~2時間かかるのは当たり前で、その後狩場に行ってレベル上げを数時間してました。)
そんなこともあって、人気のジョブ(職業)じゃないとなかなかレベル上げすらできませんでした。すぐにパーティーを組むなら自分でリーダーをして人を集めるのが最適な選択でした。
私は非効率なことが好きじゃなかったこともあり、自分から進んでパーティーリーダーをしていたんです。(その当時私はそれを『オートリーダー』と名付けました。笑)
レベル上げをしたい時は、サーチ機能で必要な職業を探し、パーティーが組めそうなら、最速でチャットでメッセージを送る。そうやって、可能な限り効率的にパーティを組んでいました。
リーダーの仕事はそれだけではありません。パーティーを組んだ後にどこでレベル上げをするかを決めるなど、パーティーの指揮を取る必要もあるんです。
何が言いたいかというと、リーダーをするのって面倒くさいんです。
そのため、ほとんどの人ってリーダーをやりたがらないんですが、その代りリーダーは得をするんですよね。
私はリーダーをすることで時間を無駄にすることなく、効率的にレベル上げをすることができました。
これって一般社会でも同じことだと思うんです。
例えば起業をして社長になったりするような、リーダー的な役割をする人って少ないじゃないですか。
でも、効率的にやりたかったり、何か得をしたいなら、面倒くさくてもやるしかないんです。
それをやらないなら、損をしたとしてもしょうがないことなんですよ。
【一度決めたルールは変えれない】
私はゲーム内でHNMLS(ゲーム内で最強クラスの敵を討伐するために結成されたグループ)に所属していました。
HNM(ハイレベルノートリアスモンスター)は、例えば約21~24時間おきにポップし、さらに討伐するためにはアライアンス(最大18人でパーティーを組むこと)を組む必要があるような強敵です。
私はそんなHNMLSに所属していましたが、ある時そのHNMLSのリーダーが辞めてしまったんです。
HNMLSはグループ活動で、ルールを決めた上で活動をするんですが、レアアイテム目的なので揉め事が尽きなかったりするんですよ。
そして最終的には、私がそのHNMLSのリーダーになりました。
私は活動ルールに色々と問題があったこともあり、「ルールを変えたほうがよさそうだよね。」と提案したんですが、結局ルールを変えることはできませんでした。
そして、最終的にHNMLSは解散することになりました。
私はこの経験を通じて、『一度決めたルールは、簡単には変えられない』ということを学びました。
違うルールでやりたいなら、最初からやるしかないんですよね。
一般社会だってそうじゃないですか。簡単にルールが変えられないから、私たちの生活がすぐに良くなることはないんです。
将来的には改善していくかもしれませんが、それにはとても長い時間がかかるんですよ。
ルールを途中で変えるより、ゼロからやった方が早いんです。
最後に
今回は私がFF11で学んだことをお伝えしました。
たかがゲームの話と思われるかもしれませんが、ゲームの向こう側には間違いなく人がいて、そこには様々な物語がありました。
そんなゲームを通じて、私は成長することができたんです。
私は就職活動を機にFF11は辞めることになりましたが、ゲームで得た経験は今でも活きています。
FF11は、ぼくの青春です。
【Tomoyukiのプロフィール】
87年生まれ。元システムエンジニア。
現在はブログ運営とYouTubeで活動中。
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