新規事業の撤退作業をした日
2023/12/01 土曜
2年前、当時の僕は大学3年生だった。
大学2年の頃から修行を始め1年後には銀行から1000万円の融資を受け見事独立。
有難いことにメンバーにも恵まれ店は繁盛した。
修行をしている時は大学生には無理だろ。現実を見ろ。卒業してからでもいいんじゃない?などネガティブな意見が多かった。
正直、悔しかった。ひっくり返してやると意気込み本当に努力した。
その努力も実り店ができた。
上手く行き始めると周りからは大学生なのに凄いね。当初絶対に無理と言っていた友達は意見が変わりお前ならできると思ってた!と言っていた。
初めのうちは謙虚だった。まだまだこれから。もっと冷静になってしっかりと積み上げていくんだと。
しかし、1年くらい経ってくると少し地に足がつかなくなってきた。
僕はもっとできる。どんどんいこう!
周りの起業家の友達も勢いあるし負けてられない!
いつしか自分の中の理想を追いかけるのではなく周りの評価や同世代の起業家に負けたくないと思うようになっていた。
そして、色々な事業に挑戦した。
その中の1つがデリバリー専門の事業だ。
足元が固まっていないのに根拠のない自信でリスクマネジメントもろくにせずに突っ込んだ先に待っていたのは絶望だった。
日々とてつもない勢いで減っていく口座残高
任せたいた既存の店舗でのトラブル
気がつけば朝になっていることもちらほらあった。
そんなたくさんの思い出の詰まった東京のデリバリー専門店の店舗の撤退作業を行なってきた。
1人で荷物を運んでいると色々な思い出が蘇り悔しさで涙が出てきた。
リスクばかりを考えて行動できないのは良くない。ただ、リスクを考えずに行動するのはもっと良くない。
リスクは考えていたけどその考え方があまかった。
今回の失敗でキャッシュもかなり吹き飛んだし、メンバーも辞めてしまった。
僕の心もかなり消耗し一回病んだ。
これからも失敗を恐れずに打席に立ちバットを振り続けようと思う。
同じ失敗を絶対にしなければいい。
むしろ死なない程度の失敗を早くすればいい。
そして、人の失敗からもしっかり学ぼう。
成功はアートと良く言われているが失敗はどれも共通している。
今回の失敗は既存事業が安定していない状態で無理に資金調達を行い、軌道に乗っていない新規事業に経営のリソースを8割方かけたことだ。
個人的な内面での失敗は比較対象を自分から周りに変えたことだ。
店を出せた時は常に自分の中にある理想を追っていた。
だから周りがどうだろうと素直に応援したり賞賛できてた。
それが理想を見失い、負けたくないという思いから比較対象が自分ではなくなった。これが全てもの始まりだと思う。
ビジョン・ミッションがあってそれを実現するための手段として事業がある。
決して他人に勝つために事業があるのではない。
今なら当たり前じゃんと思うことだけど1年前の僕にはそれを理解できていなかった。
新規事業は既存事業が安定して成長しているから挑戦できる。
あまりにも早すぎた。もっと今の事業、メンバー、お客さん、そして自分の実力と向き合うべきだった。
そして理想の自分、組織、創りたい世界、自分の好きなこと、とにかく自分にベクトルを向け自問自答し続けた。
やっと何をしたいか、どんな世界を作りたいのか、どんな組織にしたいのか、お客さんに何を届けたいのか、これらが明確になった。
これからは積み重ねていくフェーズ
理念を中心に共感した仲間を集め、最高の組織を創っていく。