「ピグマリオン効果」を利用していい組織を作る方法
※この記事はらラジオの台本となります。本編が気になる方は、下記のラジオをご視聴ください。
>> ラジオへのリンク
●テーマ
ピグマリオン効果は、海外子会社マネジメントに転用できる。
ピグマリオン効果とは、他者からの期待を受けることで学習や作業などの成果を出すことができる効果のことを言う。アメリカの心理学者ローゼンタールが、学生たちに「特別な訓練を受けた利口なラット」と「うすのろで愚かなラット」の2種類をそれぞれ迷路に入れてゴールにたどり着くまでにかかった時間を記録するように実験したところ「利口なラット」の方が成績が良かった
背景:『希望の歴史』という書籍で感銘を受けた。ベトナムで実際に経営をしているがそう感じる。
こんなエピソードもありました。
「汚物のように扱えば、人は汚物になる。人間として扱えば、人間らしく振る舞う」
ノルウェーの刑務所。再犯率も低かったようです。
●人間にも転用可能だ
教師から期待された子供が、実際に利口となるという結果もあり。実際に生徒に関心を寄せ、多くの励ましと称賛を与えた子供の知能指数は上昇したそうです。
そして、これは海外子会社、マネジメントにも転用可能です。ベトナムにおける経営にも転用可能です。あなたがもしメンバーにこのツールを利用すれば、パフォーマンスが上がるでしょう。
私の事例:マナボックスベトナムというコンサルファームで経営しているが、実際の私の感覚でもそう感じます。
関連する心理学;それは「心理的安全性」です。これもどの著名な書籍に記載してある共通点です。要するに「あなたはこの組織にいていいんだよ。どんな意見も言っても大丈夫なんだよ」ということです。
●星の王子様とも似ていた
こんなセリフがあります。
「愛は時間によって育まれる」「費やした時間の分だけその人にとって大事な存在になる」
これもピグマリオン効果と通じる部分がある
●その逆があるので注意「ゴーレム効果」
これは、「ある人物に対して周囲の期待が低い場合、その人物は周囲の期待通りにパフォーマンスが低下してしまう」という効果です。 期待されないとベストを尽くさないため、それが周囲の期待をさらに減らし、パフォーマンスはいっそう下がるのです。
メンバーの強みを見つける→期待をかける→大切に接する
そうすればパフォーマンスが向上し、業績も上がるかも。