全ての命が肯定される一歩を
8年前の1月21日。リオナが生まれた。
新生児仮死で生まれた彼女は大きな病院のNICUへ搬送され、重度の低酸素脳症から重度脳性麻痺となった。
今でこそ、彼女の障害も医療的ケアも受け入れ、毎日それが彼女の当たり前なのだと思えるが、生まれてからの半年はどうやって彼女と社会から消えるかということばかりを考えていた。
NICUに毎日通いながら先の見えない我が子の未来。
生きている意味のない私とリオナ。
ここから飛び降りたらいけるかな?いや、そこは退院してから電車かな。
と、ずーっ