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【ブックレビュー】水は答えを知っている

冬は東洋医学では腎の季節と言われる。腎臓のことだ。
腎は水の性質だ。


水について考えるとき、私はこの本が思い出される。
数年前に敬愛するヨガの先生がお勧めしていて読んだ本だ。
ごそごそと引っ張り出してきて、久しぶりに読んだ。



「水は答えを知っている」
 江本 勝



本の概要

水は人の心を映す鏡です。水はこの世界のあらゆる情報を転写するのです。水に「ありがとう」という言葉を見せ、凍らせて結晶を見ると形のととのったきれいな結晶になります。それに対して「ばかやろう」という言葉を見せた水は、美しい結晶がつくられません。このことは何を意味しているのでしょうか。

出版社 書籍紹介より


水の神秘

本書では実験を通して、言葉は水に影響を与えることが説明されている。

どの言語でもあたたかで思いやりに溢れた言葉では、美しい結晶を作り、暴力的で無慈悲な言葉では破壊的な形を作る。

興味深いのは、水に美しい音楽を聴かせたときや、綺麗な自然の写真を見せたときも同様に美しい結晶ができていたこと。

水でできている私たちについて考えたい

私たちの体内はほとんどが水分だ。
大人は約65%、赤ちゃんは約75%が水分だ。

「赤ちゃんがお腹の中にいるとき、クラシックを流したり、やさしく語りかけたりすることを推奨しているのは、この神秘的な水の性質も関係しているのかな…」などと思う。

より水分が多い子どもは、周りの大人の言葉の影響を受けるのだろう。

まだまだ未熟者である自分が子どもを育てていることに、ちょっと心配になってきてしまう。いつだっていい言葉を選べている自信はない。

子どもの皮膚の向こう側のお水を想像する

我が家の2歳のおてんば娘は、順調にイヤイヤ期で近頃はだいぶハッスルしている(笑)4歳の息子はだいぶ落ち着いてきたけど、まだまだギャースカ、ギャースカな日々。

たまに対応にぐったりしてしまうのだけれど、ぷくぷくの体にはいっぱいお水が詰まっているのだ。

そして、そのお水が悲しく濁らないように言葉を選びたい。


先日子どもたちと寝る前に布団で並び、何が好きかを挙げていくゲーム(?)をしていた。

4歳の息子は好きなものがたくさんあるらしく、「折り紙」、「マイクラ」、「カボチャのスープ」、「パン屋さん」、「公園」と私が答えると秒で次の答えを言ってくる。

私はいくつか言ってネタが切れてきた。

「他には?」と催促されるので、「靴下屋さんの靴下」とひねり出して言ってみた。

すると、息子も側で聞いていた娘も「えー、靴下ー?!」とゲラゲラ大爆笑。

彼らにしてみれば、靴下なんて気に留めもしないものだったのか、しばらくゲラゲラと笑っていた。とにかく楽しそうに笑っていたので、私もつられて笑った。


チャプチャプ。
この人たちの中には、ピラピカに輝くお水が入っている。
ちょっとやそっとじゃ濁らなそうなほど、ピカピカだ!
そんな風に感じた。


ワンオペ育児時間が長いと瞬間湯沸かし器のようにイラっとして、トゲトゲしい言葉が出てしまうこともある。そんなときはちょっと落ち着いたら、素直にあやまろう。


そして眠りにつく前にはゲラゲラ笑って、楽しかった1日に感謝をする。


「生まれてきてくれてありがとう。大好きだよ。おやすみ。」

1日の終わり、感謝と愛の言葉を子どもたちにも自分自身にも響かせて眠りにつこう。

書籍本文より抜粋

”H2Oというのが、水の分子記号です。もし愛と感謝が、水と同じように2対1でむすびついているとしたら、パワーと影響力の大きさからいって感謝が2、愛が1となることは明らかです。感謝のほうが2倍大きいのです。”

「水は答えを知っている」本文より


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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