女性と食事に行くのは難しいと感じた話
昔から人を誘うのが苦手だ。
「誘ったからには楽しませなければいけない」と言う謎のサービス精神が働いてしまうからだ。しかし残念なことに僕は人を楽しませる能力が低めだ。
そんな僕にでも、大学時代にはそんな事考えなくてもいい友達が居た。
そのよく分からないプレッシャーを感じる事なく、同じ時間を共有し、お互い楽しむ事が出来ていたと思う。
しかし社会人になり、そんな友達と会う機会が減った僕は「人を誘う勇気」みたいなものが無くなっていると改めて感じた。
そんな苦手な作業を、あまり得意でない女性にしなくてはいけない事態になったので、今とても困っている。
僕は意外にせっかちな人間なのだろう、なるべく早く結果が欲しいのだ。
食事に誘った時も「来週予定を確認する」とか、4〜5時間後に連絡してくる感じがあまり好きではない。別に行けないなら行けないで全然いいのだ。
ただその行けないをもっと早く欲しい。
あの待っている感じが嫌いだ、色々余計な事を考えてしまう自分が嫌いだ。
結局のところ「返事が遅い人」が嫌いなのではなく、「返事を待っている間色々考えてしまう自分」が嫌いなのだ。
なんで待っている間に色々と良くない方に考えてしまうんだろうか。
理由は自分でも薄々気付いてる、自信がないのだ。
「違う用事が来たら僕との約束なんて邪魔でしかないと思っているのだろう」。
とか「暇だったら行くか位にしか思われてない」と考えてしまっているのだ。
ここでもやっぱり自信を持てない僕が悪い(ちゃんと直したいと思っている)。
「自信」を持てたら、もっと堂々と待ってられると思うし、断られても平気なはずだ。「自信」がお金で買えるなら、先日支給された冬のボーナスで絶対買ってる。毎年こっそりと、コツコツ買い続けてる。
今も返事を待っている(僕が好意を抱いている女性を食事に誘ってみた)。
性懲りもなくその間色々と考えた。なかなか返事が来ないので、「断るまでの時間稼ぎ」とか「別の予定が無ければ行こうとしているのかな」とか考えてしまった。
じゃあ誘わなきゃいいとも思った。
でもこのモヤモヤを一気に吹き飛ばす位、「いいよ」って言われたら嬉しいし、幸せだからこうして返事を待っている。好きな人から言われるのは余計に嬉しいと思う(想像しただけで嬉しかった)。
勿論断られても気にしない(本当は少しだけ、がっかりするだろう)。
ただ贅沢を言うなら、もっと早く返事が来ると、とっても嬉しいな。