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日本滞在

久しぶりにNoteを書いてみようと思います。

去年のチームメイトで、今年はフィリピンのチームで走るニコラスが、ツールド九州に出場した後に東京へ遊びに来ました。

去年のTOJで来なかった彼にとっては、初めての日本

数日間ではありますが、最大限楽しんでもらおうと、ほぼ毎日一緒に過ごしました。

東京タワーに登ってみたり

我ながら観光客のような気分で東京を楽しむことができました。

世界中を転戦する中で、一年中探し続けていたパーツを、最後の最後にナルシマフレンドで買えたり

大満足な日本滞在だ、と何度も言ってくれました。

実際、ヨーロッパで多くの時間を過ごすようになる前までは、日本人ですし、日本が当たり前だと思って生きていたので、特に何も感じていなかったですが

今こうして一年のほとんどをヨーロッパで過ごす日々の中で、日本に帰国した時に、『日本を誇りに思う』と感じることが増えました。

何を食べても美味しい
どこを歩いていてもほぼ安全
電車やバスは遅れない
人も親切

例外はもちろんあると思いますが、本当に生きやすい国だと感じます。

日本語を話せない彼らも、『日本には住んでも良い』と感じていたので、本当に住みやすい国なんだと思います。

ただ、『If I don't have to be cyclist』と常に言ってたし、自分もそう感じています。

家族や友人に会えて楽しい、生活もしやすい、食べ物は最高に美味しい...のは紛れもない事実ですが

同時にここに長くいると、自転車選手としては良くないなと感じています。

トレーニング環境のみならず、全体的に日本の自転車界を取り巻く環境を含めて、そう思います。

いま、ちょうどジャパンカップが開催されていますが、ジャパンカップで目にしたヨーロッパから来たプロ選手たちを、ジャパンカップが終わった後も忘れないで欲しいと思います。

自分はまだ彼らを目指して活動している段階ですが

日本が本場のスポーツではない以上、誰がどう言おうとヨーロッパのスポーツなので。

日本国内で、ロードレースやロードバイクを取り巻く環境が盛り上がることは本当に良いことです。

裾野が広がることで、次なる新城幸也選手が出てくる可能性が高くなると思いますし、応援してくださる方も増えると思います。

でも、特にロードレースに関しては、全てをごちゃ混ぜにして一言で『プロ』と括ってしまうと、本質がどんどん見えなくなってしまうと思います。

ジャパンカップは、日本で唯一、本物を実際に見れるチャンスだと思うので、ぜひ現場で、ライブで見て欲しいです。

僕が言うことでもないのかもしれないし
何を偉そうにと言われると思うし
だから今までヨーロッパで走ってきた選手たちも、あまり声を大にして言わないのも理解できますが
せっかく皆様の応援のおかげでヨーロッパで活動ができているので、できる限り餃子の皮...ではなくオブラートに包みつつ、伝えていきたいなと感じる今日この頃です。

練習行ってきます。

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Tomoya Koyama
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