ジェイソン・ステイサムのような弟が欲しかった

姉:
「ねえ、あんた急にその頭どうしちゃったの?昨日まで普通に髪あったよね?…いや、別に悪いって言ってるんじゃないよ?むしろさ、なんかちょっとスッキリしてるじゃん?坊主にでもしたのかと思ったら、いやいや、そうじゃないって。まさか、ストレス?それとも、年齢的な…?いや、まだあんたそんな歳じゃないしね(笑)。まぁ、こういうのって、個性って言うか、逆に今風かもね!なんだか、外国の俳優みたいでさ。」

弟:
「うるせえな…急に禿げたんだから、しょうがねえだろ!」

姉:
「いやいや、怒んなって!私も何も悪気があって言ってるわけじゃないんだよ。だって、普通に考えてびっくりするじゃん。昨日までは普通の髪だったのに、今日いきなりそのスタイルなんだもん。まぁでもさ、正直言うと、意外に似合ってるよ?なんかさ、顔立ちがはっきりしてて、前よりもいいんじゃない?ってか、うちの家系ってやっぱり顔は悪くないよね。…ほら、照れるなって!だいたいあんた、昔からそうだけど、こういうの何でも乗り越えてきたじゃん。あんたが小さい時から強いの知ってるし、禿げたぐらいで動揺するようなタイプじゃないってわかってるよ!」

弟:
「そんな褒められても…なんか照れるんだけど。」

姉:
「照れる?あんたが?それは初耳だわ(笑)。でもさ、本当にそう思ってるんだよ。禿げてても、弟は弟だし、むしろこういうことでカッコよくなるタイプでしょ。自分に自信持って、堂々としてればいいんだって!だって、ほら、私もずっとすっぴんでも気にしてないしさ!家族ってそんなもんだろ?なんだかんだ言って、あんたのことは自慢の弟だと思ってるんだから!」

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