誰かのために生きすぎない
「誰かのために」生きすぎない
約1年ぶりに、書き下ろしの本を出しました。
誰かのために生きる。
素晴らしい言葉のように聞こえます。
実際にその「誰か」にとっては素晴らしい人であるのでしょう。
「子供のために生きる」
親として当たり前だろう、という言葉が聞こえてきそうです。
「パートナーのため、親のために生きる」
相手からもらったものを返したい。そんな気持ちもあるかもしれません。
ただその時あなたはどこにいるのでしょう。
人を優先する、ということはある意味自分を優先しないことでもあります。
子供のため、パートナーのため、家族のため、同僚のため、友人のため、会社のため、、、、
そう思い続けた結果、そう生き続けた結果、あなた自身はきっとランキング外。自分の価値を忘れてしまっています。
自分だけのために生きろ、と言っているわけではありません。誰かにそれだけたくさんの愛をあげられるならほんの一部、自分に分けてあげてみてほしいなと思うのです。
セルフラブという言葉を最近よく耳にするようになりましたが、自分を愛し受け入れるためには自分のことをよく知らねばなりません。人を好きになるときに、その人のことをなんでも知りたい、その人は何が好きで、どうしたら幸せで、どんなことがあると辛いんだろう。色々考えますよね。
自分を好きになる時にも同じことをしてあげてください。自分に少し目を向けてあげると自分にとっての幸せがなんなのか、自分の人生に必要なものは何なのか見えてきます。必要なものを見極める作業はいらないものを断捨離する作業でもあります。
今まであなたを縛っていた、「みんな仲良くすべき」「全員にいい人でいるべき」なんていう嘘や、誰かの作ったルールを疑うきっかけになるかもしれません。
これまでは子供やパートナー、誰かのための人生だった人も、少し自分の人生を取り返すきっかけに、この本を手に取ってみてください。