初老おじさんミャンマー仲間と電話するの巻 ミャンマー非日常日記No.11
みなさん今晩は。
ヤンゴンから新町がお届けしております。
日本はお盆ですが、いかがお過ごしでしょうか。
こちらは相変わらず雨が降ったり停電したり、軍が何か言ってたりと不穏な感じがしております。
ミャンマー関係で気になるニュースと言えば、ミャンマー代表の国連大使の暗殺未遂事件があり、聞いてもないのに軍が「我々の犯行ではない」とわざわざ言っているということ。
現ミャンマー代表国連大使チョーモートゥン氏は、軍によるクーデターについて、国連総会で公然と非難しました。
あいまいな立場を取らず、制裁がクーデター終結に有効だとの考えも示した方です。
これに対し、軍は大使解任を発表。
次席大使を臨時の代理大使に任命したがその次席の方がそれを拒んで辞任したため、現在もミャンマー代表国連大使はチョーモートゥン氏なのです。
ミャンマー国民としては選挙で選ばれた人を基に組閣されたNUGという組織を正式な政府として国際社会に認めてもらいたいという願いがあります。
しかし、まだほとんどの国際社会はNUGを正式な政府と認めるまでには至っていません。
日本政府も同様です。
そんな中、国連大使がNUGのメンバーであるということは大きな希望と言われています。
そんな大使がアメリカで暗殺未遂に合ったというのはまるで24のような世界だなと思いました。
少し不謹慎かもしれませんが、こういったことでミャンマーに関心が集まるのであれば積極的に取り上げていくべきだなと思っています。
ジャックバウアーのような人が実は裏では活躍していてくれる事を願います。
そして来月には国連の新しい会期に伴って人事が変わります。
そこで前回と同じようにチョーモートゥン氏が国連大使として就任出来るのか、別の人がやるとすればそれはどういったバックボーンを持った人なのか。
クーデター禍のミャンマーを世界がどう見るのか注目していただきたいと思っています。
というところで今日の本題に入ろうと思います。
冒頭から取り上げたような話に比べるとめちゃんこちっちゃい話になりますが、非日常日記としてはここからが本題です。
急にスケールは小っちゃくなります、小さくて見失わないようにお気をつけください。
今ミャンマーはクーデター&コロナで大変なことになっているのもあって基本的に私はずっと引きこもりです。
何をするにもインターネットを使ってやるしか仕方がないという状況ではありますが、お陰で色んな人とは連絡が取り合えるので助かっています。
今日、日本に戻っているミャンマー仲間から電話があって色々と話しました。
ヤンゴンがどうなっているかは勿論ですが、日本でのミャンマーに関する活動などについても情報交換なんかをしました。
そんな中、改めてわかったのは「やはりオフラインイベントは大事」という当たり前の事でした。
私も去年の4月からずっとコロナ禍が続いている中でもはやオンラインイベントが当たり前になっているのと、もともと引きこもり耐性が強いのでどうしてもオフラインの色んなものに飢えて飢えてしょうがないという事はないのですが、それでもやはり実際に人に合って話すのには意味があります。
ましてやイベントで沢山の人と関わるというのは今だからこそ大事だよなと感じました。
とはいえ、ミャンマーで今オフラインイベントが出来るかというと227%無理です。
「コロナで大変」
という言葉にすると同じではありますが、実際ミャンマーのコロナ大変度は日本のそれとは比べ物になりません。
「医療崩壊」
という言葉がどちらにも使われてたりしますが、その中身は数字的に見るともはや次元が違います。
例えば、日本で医療崩壊が起こった際というのはある一部地域において、病床数に対して100%に迫っている、もしくは100%を超えてしまったというところで大きな問題になると思います。
これに対し、あくまでヤンゴンの一部というデータではありますが、病床数60に対し、既に250の受け入れをしていてというような話がザラにあるんです。
400%超えてるんです。
勿論、現状のヤンゴンの医療崩壊状況で他からヘルプを出すような余裕は全くありませんし、ミャンマー全土で考えた時に、まだ100%に至っていない地域はゼロでは無いのかもしれませんが(そもそもミャンマーはその辺りの正しい数字も全土レベルでは出ません)とても他に応援を送れるような余裕はないようです。
というところでまだまだミャンマーでオフラインイベントというのは難しいなと思います。
日本でも再び検査陽性率が上がってきたということで色んなイベントが延期や中止になっていくようですが、ミャンマーに比べたらオフライン&オンラインイベントを考えるのは遥かに可能性のある話だなと思いました。
これまで私がミャンマーのエンタメと関わってきたこと。
そして、2月1日のクーデター以降、日本に対してミャンマーの為に関わってきたこと。
小さいことではありますが、うまく結びつけていっていずれくるであろう大きな流れに備えたいなと思っています。
日々何かを思い付いてはまた失敗しての繰り返しではありますが、
その日一ミリでも歩みを進めるため頑張っていきたいと思います。
引き続きミャンマーに関心を寄せていただければ幸いです。
それではまた。
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