雨の降るタイミング　ミャンマー非日常日記No.１０

みなさん今晩は。
日本はお盆の時期でしょうか。
ミャンマーは雨季真っ盛り、今も雨が降っています。
そして犬がどこかで鳴いています。
因みにこの辺りは自然が多いからか聞いたことのないような鳥の声がよく聞こえます。
そんなヤンゴンから今日もお届けします。

いきなりですが、今回は身の上話になります。
「知らんがな」という方は無理に読み進めない方が良いと思います。
本当にどうでも良い、そしてミャンマーがほとんど関係ないような話になりそうな予感がしています。

昔からどちらかというと間が良い方だと思っています。
雨が降っていても出かけるタイミングで雨が止んだり、逆に家に帰ってきて間もなく雨が降り出したりというような事が多い気がしています。
まあこれは気の持ちようと言えばそれまでです。
私がどちらかというとポジティブな人間でそういう時の事だけを覚えているという事かもしれません。
これまでの全てを統計で正確に取っている訳ではないので証明しろと言われても出来ないのですが。
とにかく間が良いんだろうなと自分では思っています。

今日の話ですが、買い物をしようと外に出たら少し小雨でした。
そこまで降っていないだろうからと気にせずそのまま出かけようとしたのですが、通りに出て歩いている人が傘をさしていたんです。
ミャンマーの人は少々の雨では傘をささない人が多いので自分で思う以上に雨が降っているのかなと少し思い、空を観ます。

特に天気の知識に明るい訳ではありません。
一瞬傘を取りに帰った方が良いのかな？と考えもしたんですが
「ま、大丈夫だろうとそのまま歩き続けます」
因みに出掛ける時には折り畳みの傘は持ってきています。
ただ、ミャンマーの雨季の雨だと折り畳みでは役にたたない事もしばしばありますが。

道すがらぼーっと色んな事を考えながら目的地へ。
途中、大使館の前を警備している警察官が土嚢を積んで警備ボックスをトーチカ（戦場で使う簡易弾除けのような場所）状態にして、こちらに銃口が向いてたりするのももう見慣れてしまいその横を通り過ぎます。
その辺りで、雨は完全に止んでいました。
凄く天気が良くなって一気に晴れるという感じでは無く、どちらかというとまた振り出してもおかしくはないなというような雰囲気ではありました。
冒頭にも言いましたが、ミャンマーは雨季真っ盛りですから。

とはいえ必要な物を買い、家に着くまで雨は降る事はありませんでした。
そして、家に帰って買った物を整理して、シャワーを浴びてさて作業するかとパソコンの前に座った辺りで天気が悪くなりだし、今は雷がなっていたりしています。
うん、やはり間が良い人間なんだなと思う今日この頃です。
特に今日が特別とは思わず、割とこういう日が多いのでめっちゃ今日はラッキーだと思うような事はありません。

別に自分が凄く強運だというような事を言いたい訳ではありません。
宝くじとか当たった事はありませんし、凄く幸運だったというようなエピソードはパッと出てきません。
人生を振り返ると悪運は強いなと思います。
何度か死にかけてたことがあり、最近だと催涙弾が自宅に打ち込まれたけど五体満足で後遺症もなく（よくPTSDにならなかったな）元気でやっています。

ふと思い出したんですが、昔働いていた職場の先輩で私とは逆に凄く間の悪い人がいました。
先ほどの雨のタイミングで言うと面白いくらいに降られていました。
バイクを新車にした３日後に事故にあって廃車になったり（怪我はほぼ無かったので幸運と言えば幸運）
雨の日でもその先輩が社に戻って来たタイミングで晴れるみたいなことがしょっちゅうありました。

そして凄くネガティブな発言が多い人でした。
まあそれはそれでイジると面白いし、イジってもキレたりしないし、他の同僚も笑ってくれたりするのでよくネタにはさせてもらっていました。
それだけ間が悪い事が起こるからネガティブなのか、はたまなネガティブだからそういうのを呼び込んでしまうのか。
それで言うと私も間が良い事が多いからポジティブなのか、ポジティブだから良い間を引き込んでいるのか。

本当の答えは死ぬ時まで出ないかもしれませんが、私は後者だと思います。
何より、今、私がいるミャンマーはとんでもない状況です。
７年住んでいますが、その中で間違いなく今が一番国として大変な時です。
そんな中にあって、今この国で無事に残っていられるというのは何のかんので間が良いというか、持っているというか。
うまくかっこよい言葉が出てきませんが、とにかく何か意味があるのだろうと。

もっと言うと意味があることにしていかないといけないんだろうというある種義務のようなものを感じています。

人生は振り返ればずっと、これまでにない経験の連続なのだと思います。
そんな中でも今飛び切り特別な時をこのミャンマーで過ごしているところです。
この経験が後に極上のミャンマーエンターテインメント（略してミャンタメ）に繋がるよう引き続きこの地で踏ん張っていきたいなと思っています。

そんな事をふと思う、雨季のミャンマーからお届けしました。

トップの写真は買い物をしている時に見つけた縁起の良いバナナです。
勿論買いました。

それではまた。

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World Voice：ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々