ラウドネスノーマライゼーションについて

ライドネスノーマライゼーションって知ってる?音楽配信サービス(SpotifyやAmazonMusicみたいなもの)や動画共有サイト(Youtubeやニコニコ動画みたいなもの)にはラウドネスノーマライゼーションという機能がついている
簡単に言うとどの音楽も同じくらいの大きさに聴こえるように自動で調節してくれる機能だ
すごく便利だね
CDの時代だとCDごとに音量感が違ってMDとかに入れなおして聴こうとするとうるさかったり聴こえないくらい小さく聴こえたりということがあったけど、ラウドネスノーマライゼーションがついていればそういうことはない
音楽を聴く人にとってはとても素晴らしいことだけど、じゃあ制作側はどうか?っていう話をしてみる

結論から言うと「気にしなくていい」
CDの時代は先述のように音量感が違って、制作する人はより大きな音に聴こえるように音楽を制作していた
大きい音のほうがかっこよく聴こえるからね
でもそれがなくなって自由に作っていいよってことになったんだ

俺の師匠はマスタリングは最低-8LUFSで-6LUFSを目指せっていってた
これは過去の話
楽曲の音圧を上げると上げた分だけ音量が自動で下げられるんだもの
やらなくていいよ

でもマスタリングをやらなくていいわけじゃない
例えばYoutubeのラウドネスノーマライゼーションは-14LUFSなんだけど
-14LUFSでマスタリングしちゃうとトランジェントが強すぎて耳障りな音になる場合がある
-14LUFSの音楽で瞬間的に0dbの音が出るとその差はなんと25倍
25倍の音が瞬間的にドカーンと鼓膜を襲うんだよ?考えただけで恐ろしい
耳が疲れるし下手すりゃ聴覚障害になる

マスタリングは今の時代では音圧を稼ぐためにやるのではなくて
聴きやすい音楽を作るための最後の仕上げ
みたいに考えたほうがいい

音楽配信をするためにマスタリングをするときはLUFSはあまりこだわらなくていい
ミキシングしたり適切にマスタリングするとほぼ-14LUFSを超えるから
逆に上げすぎに注意するほうが多い

マスタリングをするときに気を付ける目安
俺はマスタリングするときにLUFSは見ない
その代わりに見るのがPLRだ
PLRはPeak to Loudness Ratioの略でどれくらいトランジェントが残っているかの目安になる
乱暴にリミッターをかければ-8LUFSはPLR8になるんだけど
そこをコンプで削るかクリッパーで削るかリミッターで削るかテープシミュをかけるとかでできるだけかっこいいトランジェントになるように整えていく

PLRってどうやって調べるの?
って人におすすめのプラグインを紹介しよう
MLoudnessAnalyzer

なんと無料!
もちろんLUFSも図れる
別の記事で紹介したすっげー便利な使い方もできる
こんなに便利なのになんで無料なの?って思うかもしれないが
それはね、有料プラグインはこれよりもっと便利だからだよ
便利なプラグインに思えるかもしれないが、MeldaProductionにとってこの程度は無料であげちゃっていいよってレベルなんだ

もし気になったら他のプラグインも試してみるといい

メルダを崇めよ!

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まとめると
・ラウドネスノーマライゼーションを制作側は気にしなくていい
・かといって海苔にするのではなくトランジェントを大事にかっこいい音に仕上げる
・ラウドネスノーマライゼーションがかからない音圧(-14LUFS)でマスタリングした音楽は聴いてる人の耳をぶっ壊す可能性がある

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